広島にはいいものが多くある。その眠っている宝を輝かせる
広島にはいいものが多くある。その眠っている宝を輝かせる
「広島のまちづくり」という鍵を持つ人
一般社団法人HLL 代表理事/HIROSHIMA LIVING LAB
水木智英 さん
2024年8月25日
自分たちのまちは自分たちが主体となって盛り上げたい
今春、広島市内で「CITY SCAPE!」というイベントが行われた。これは市内中心部のあちこちでマルシェやワークショップや音楽ライブを同時に展開することで、いつものまちに新たな景色を描き出そうとする試み。数あるエリアマネジメント団体が協力して取り組んだこのイベントを企画運営したのが水木智英さんだ。
「今広島では自分たちのまちは自分たちが主体的に関わり盛り上げようという機運があり、それをみんなで顕在化させることに挑戦しました」。
水木さんの経歴が面白い。広島出身の広島育ち。中電技術コンサルタントでまちづくりに従事しながら、若い頃はミュージシャンとしてCDデビュー。その一方でエリアマネジメント団体「RIVER DO! 基町川辺コンソーシアム」や共創型コミュニティ「HIROSHIMA LIVING LAB」を設立するなど、多数のプロジェクトに関与……って、この活動量、この幅の広さは一体何なのか。
「僕の特徴は異質な組み合わせを複数持ってることかもしれません。街の活性化に取り組む裏方でありながら、ミュージシャンとして表舞台に立つ。会社員だけどいろんな団体に所属してるし、技術士であると同時にMBA(経営修士)も持つ。行政側の事情も街中で商売してるお店側の感情も両方わかる方が、まちの全体最適に貢献できると思って」。
大事なのは「自由と責任」「競争より共創」「まず自分が楽しむ」
局地のみでなく全体が盛り上がるには、水木さんのような視野の広さとフレキシブルな個性が必要だ。人と人を結び、大きな地図に未来を描く。その奥にあるのは地元への愛だ。
「僕は人にしろ場所にしろ、すでに広島にはいいものが多くあると思うんです。『何が足らんのん?』っていう。大事なのはそれを認識して、深掘りして、アップデートしていくこと。今後も"眠っている宝"をみんなで光らせていきたいと思います」。
水木さん曰く、街を活性化する3大要素は「自由と責任」「競争より共創」「まず自分が楽しむ」。それを実践する水木さんは確かに誰より楽しそうだ。11月3日(祝)・4日(休)には再び「CITY SCAPE!」が開催される。
ひろしまの好きなところ「自然体で魅力がある人たち」
広島って自然体で魅力的な人が多くて、一緒にいて楽しいんです。僕にとって広島人の代表はカープの新井貴浩監督。実は高校の同級生で活躍が日々の励みになっています。
CITY SCAPE!
シティスケープ
https://www.instagram.com/cityscape_hiroshima
3月の「CITY SCAPE!」では、京橋川と猿猴川の分岐点にある「台屋の鼻」を活用。見過ごしてきたスポットに光を当てた。
水木 智英(みずき ともひで) さん
「広島のまちづくり」という鍵を持つ人
一般社団法人HLL 代表理事/HIROSHIMA LIVING LAB
1976年広島生まれ。中電技術コンサルタント株式会社に入社後、道路交通・公園・河川空間等を活用したまちづくり、観光・中山間地域振興、新規事業開発支援等のプランナーとして数多くの業務を手がける。また、業務活動のノウハウを地域にも還元すべく、エリアマネジメント団体「RIVER DO!基町川辺コンソーシアム」「宮島口みらい協議会」や、共創型コミュニティ「HIROSHIMA LIVING LAB((一社)HLL)」「SCRUM HIROSHIMA(ひろしま環境ビジネス推進協議会)」「DIG:R HIROSHIMA」等の設立・運営にも携わる。Cornelとしてミュージシャンの顔も持つ。
経営修士(MBA) / 技術士(総合技術監理部門、建設部門(都市及び地方計画、道路))/ギターファシリテーター