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持続的発展が可能な社会づくりに向けた総合的で計画的な環境施策を推進するため,県は平成7年に「広島県環境基本条例」,平成9年に「広島県環境基本計画」,平成10年に「広島県環境基本計画実施計画」を定め,環境の保全に関する基本理念や施策の基本的な方向,中長期的な取組方策等を確立したところである。 今後,こうした条例・計画に基づき,「環境にやさしい恵み豊かな広島づくりと次代への継承」の実現に向け,県民・事業者・行政が一体となって,「循環」,「共生」,「参加」,「交流」,「地球」をキーワードとする5つの基本目標に沿った諸施策を,総合的・計画的に推進していく。 |
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(1) 広島県環境基本条例(平成7年3月) | |
公害防止条例や自然環境保全条例という個別問題対処型の枠組みだけでなく,総合的な視点から,経済社会活動全体が環境に配慮されたものとなるように,環境の保全に関する諸施策を総合的・計画的に推進していくための基本的な方向を示す広島県環境基本条例を平成7年3月に制定した。 この条例では,環境の保全に関する基本理念や県民・事業者・行政の責務を明らかにするとともに,施策の基本となる事項を定め,これに基づく施策を総合的かつ計画的に推進し,現在及び将来の県民の健康で文化的な生活の確保に寄与するとともに,人類の福祉に貢献することを目的としている。 |
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(2) 広島県環境基本計画(平成9年3月) | |
環境基本条例の理念に則り,環境の保全に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため,広島県環境基本計画を平成9年3月に策定した。 この環境基本計画は,県が環境行政を遂行するに当たっての具体的なガイドラインを示す,環境の保全に関する総合計画であると同時に,経済社会活動やライフスタイルと深く結びついた今日の環境問題に対する県民・事業者の意識改革と自主的な取組みの基本的な方向性を示すものである。 |
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(3) 広島県環境基本計画実施計画(平成10年3月) | |
環境基本計画の効果的かつ重点的な推進を図るため,平成10年度から12年度を計画期間とする広島県環境基本計画実施計画を平成10年3月に策定した。 この実施計画では,県として実施すべき事業を体系的に整理するとともに,環境施策の先導的役割を果たすプロジェクト(ひろしま・エコプロジェクト10)を中心とした県の今後の取組方策等を明らかにしたものである。 |
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■広島県環境施策の体系 |