広瀬地区社会福祉協議会では,平成15年9月から小学校児童に対する朝のあいさつ運動や交通安全指導を行っています。この活動は,現在では社会福祉協議会が主体となって,老人クラブ連合会,町内会,広瀬地区青少年健全育成連絡協議会などをとりまとめ,子ども見守り活動などを中心に活動する,通称「ひろせっ子見守り隊」としての活動に発展しています。
活動範囲は広島市のほぼ中心地に位置する広瀬小学校区となります。同学区は中区の広瀬地区と西区の中広地区が混在した学区で,広瀬地区社会福祉協議会を主体とする活動は,主に広瀬地区において行なわれています。中広地区の広瀬小学校区の住民は中広地区において活動しており,広瀬地区,中広地区を併せ,学区内で活動される方々について付近住民などから「ひろせっ子見守り隊」として親しまれています。
活動の契機については,平成14年に中区社会福祉協議会から福祉教育推進事業に指定され,児童とのふれあい活動として,平成15年9月から週3回,小学校の登校日のあいさつ運動と交通安全指導を始めたことからとなります。現在では,朝のあいさつ運動,交通安全指導については週2回としていますが,各種団体の活動者も加わり,下校時の見守り活動や地区のパトロールなども行なっています。
広瀬小学校区では,広瀬地区,中広地区を合わせて約150人の方が「ひろせっ子見守り隊」として防犯ボランティア活動を展開しており,60歳代から70歳代を主な参加年代としています。
広瀬地区社会福祉協議会などでは,週2回,火曜日と木曜日に,小学校児童の登校時となる午前7時45分から8時25分までの間,通学路5箇所において,各町内会の当番制により二人一組になってあいさつ運動と交通安全指導を行っています。下校時間は広瀬小学校と連携し,学年別の下校時間表に合わせて,毎日各町内会で約60人が見守り活動を行っています。特に低学年については児童を自宅まで送っています。その他地域安全推進委員などにより,毎週木曜日の午後6時30分から約2時間,地区のパトロールを行なっています。
また,毎年夏休み前に,地域の子ども達と一緒に「子ども110番の家」を訪問し,日ごろのお礼と夏休み中の見守りのお願いをするなど,地域に密着した活動を行っています。