パトロール活動に従事するみなさん |
広島市の南部で,黄金山の麓西側一帯の広島市南区大河地区全域において,地域のボランティアにより,地区パトロール,あいさつ運動や子どもの見守り活動など,幅広い活動が行われています。
活動人数約160名を有するこのボランティア活動は,大河地区青少年健全育成連絡協議会(大河地区青少協)などの各種団体,町内会,小学生の保護者などが,大河地区における防犯ボランティア活動を目的に集まったもので,大河地区青少協を代表団体としています。
大河地区青少協では,平成9年4月より月1回の防犯パトロールを実施していましたが,不審者情報などが年々増える中,「自分たちの町は自分たちで守る」「自分たちの町の子どもを守っていこう」という機運が高まるなどし,各種団体,地域住民,保護者などを加え,平成15年10月からは,大河小学校の正面・南門,通学路において,不審者侵入予防などの目的で声掛け活動を始め,平成17年からは子どもの見守りや学区内のパトロール活動など,ほぼ現在の活動と同様の活動を開始しました。
また,この団体の特徴の一つとして,防犯少年団「おおこうJr.(ジュニア)パトロール隊」を平成19年11月に結成し,サポートしています。
したがって,活動年代は小学生から70歳代と非常に幅広く,子どもたちを含めた地域住民が一体となった防犯活動を展開しています。
※ 防犯少年団「おおこうJr.(ジュニア)パトロール隊」について
「おおこうJr.パトロール隊」のみなさん |
大河地区青少協において,「大人によるパトロールや子ども見守り活動を行っても,四六時中見守ることは出来ないし,限界がある。それなら子どもたち自身も『危険な場所へは近づかない』『一人で暗い道を歩かない』など,安全意識を高める必要があるのではないか」との発想が生まれ,地域のボランティア活動(パトロール活動等)を通じて,子どもたちの心身の健全な育成を図るとともに,犯罪のない安全で安心して暮らせるまちづくりに資することを目的として防犯少年団を設立したもので,大河ジュニアソフトボールクラブを構成団体とし,これをサポートするのが大河地区青少協となります。
具体的な活動として,小学校の登校日には毎日,通学路の各箇所において合計10~50人が小学校児童の見守り活動を行っています。
警察犬と一緒にパトロール中の |
夜間を含めた地域のパトロールについては,地域を四つに分けて,週2回の割合で行なっています。また不審者情報等を入手した場合には,迅速にその付近をパトロールするなど,臨機応変に活動しています。
防犯少年団「おおこうJr.パトロール」については,大河地区青少協,広島南警察署,広島市南区役所と合同でパトロールを行なったり防犯広報チラシの配布を行なったりしています。警察犬と一緒にパトロールを行なったり,地域安全マップを作成したり,防犯アニメビデオなどによる防犯研修を開催するなど活発な活動を展開しています。
児童の下校時における見守り活動 |
児童の下校時における見守り活動 |
夜間パトロール活動 |
ソフトボールの練習の行き帰りにパトロールを行なう「おおこうJr.パトロール隊」 |
「おおこうJr.パトロール隊」による |
年末パトロール中の |