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神崎学区防犯組合連合会(神崎学区夜間パトロール隊)

印刷用ページを表示する掲載日2024年7月26日

団体の概要

神崎学区夜間パトロール中のみなさん

 神崎学区夜間パトロール隊のみなさん

 「神崎学区防犯組合連合会」は,その傘下に「神崎学区夜間パトロール隊」を有するほか,関連団体として「神崎学区児童安全ガードボランティア『かんざき SUNさんパトロール』」が有るなど,地域に密着した幅広い活動を行っている団体です。

 同団体の活動範囲となる神崎小学校区は,広島市の中心部からやや南に位置し,本川と天満川に囲まれ,北は平和大通り,南は国道2号線をまたぎ,舟入幸町までの計11町内会からなっています。平成20年度時点で5,800世帯余り,9,800人余りの人口となる同学区は,住環境,交通の便などの立地面の良さから,近年,高層マンション化が見られる地域です。

 平成15年6月ころから9月初旬にかけて,中区舟入中町,舟入川口町,河原町,西十日市町で通り魔事件が相次いで発生したことや,前年ひったくりなどの犯罪が続いたことから,何とか地域を守っていかなくてはいけないとの思いで,平成15年9月,23名の地域安全推進員を中心に,地区住民の有志者により「神崎学区夜間パトロール隊」が結成され,学区内の夜間パトロールを始めました。

 平成17年には,子どもたちの安全を脅かす事件が全国的に発生する中,神崎学区においても変質者の仕業と思われる事件が多発したことから,大事に至る前に対策を施すこととし,小学校,PTAはもとより,地域をあげて「地域の子どもたちは,地域が守る」を合言葉に,神崎学区児童安全ガードボランティア「かんざき SUNさんパトロール」が活動を開始しました。この名称は,子どもたちにも馴染みやすい「通称」として決めたもので,小学生児童の登下校時の見守り活動などを行っています。

 これら団体の構成員は,地域安全推進員,自治会員,地域住民,保護者など約80名で,60歳代から70歳代を中心に幅広く活動を行っています。

 

活動状況

活動状況イラスト

夜間パトロール活動の様子その1

夜間パトロール活動の様子

 「神崎学区夜間パトロール隊」の活動は,学区内11町内会を4班に分け,2班ずつが月2回,隔週の金曜日,午後8時から約1時間,広島中央警察署舟入本町交番を起点に夜間パトロールを行っています。地域安全推進員23名を中心に始まったこのパトロールは,地区住民の有志者が次々と加わり,現在約50名の方が,雨風の天候に関係なく継続的に活動を行っています。

 「かんざき SUNさんパトロール」の活動は,地域の有志者や保護者などにより,小学校児童の登下校時,「かんざき SUNさんパトロール」と記した腕章を着装して,主要交差点などにおいて,ほぼ毎日見守り活動を行っています。

 神崎学区防犯組合連合会を中心に,平成16年6月からは,夜間,各家庭や事業所の玄関灯や門灯などを点灯することにより,地域全体を明るくし,犯罪の起こりにくい環境をつくろうと,「一家一点灯運動」を開始し,促進活動を続けています。

 「子ども110番の家」については,小学校や地域の方の協力を得て,平成20年9月現在,学区内に89箇所設置しており,熱心な活動によりその設置箇所は着実に増加してきています。

 また,同防犯団体の防犯パトロール活動状況や犯罪被害防止対策などを,神崎学区社会福祉協議会発行の情報誌『ふれあい神崎』に掲載し,積極的な防犯広報を実施しています。

 その他,パトロールなどにおいて落書きを発見した場合,積極的に役所に連絡をしたり,一部公園,河岸緑地,通学路の清掃を行ったり,自転車に防犯ネットカバーを付けることを推進する活動を行ったりするなど,その活動は多様で幅広く,地域の安全・安心の一翼を担っています。
 キャッチフレーズ

代表者の古田晃さんから,以下のことについて,お伺いしました。 

活動を始めるまでとその後の苦労

  •  情報の共有化,活動者間や地区住民の連帯感の醸成,活動者の慰労などに取り組む必要があった。
  •   広範囲な学区内での防犯活動は,学区内の各所団体の協力を得る必要があった。

 

苦労の解決方法

 

パトロール隊懇親会の様子

パトロール隊の懇親会(H20.3.18)

  • 学区内を管轄する舟入本町交番の所長さんを交え,夜間パトロール隊との懇親会を開催
    ~予算の関係上,開催に限界があるが,4班全員が一堂に会し,飲食を共にする事により,意見交換,連帯感等の効果が生まれている。
  •  警察庁の,平成17年度「地域安全安心ステーション」推進事業の実施地区に選ばれたことにより活動にはずみがついた。

 

取組の工夫・配慮事項

  •  警察,学校,消防等との連携に配慮した。

 

活動を通じてよかったこと・活動の効果

  •  舟入本町交番管内の刑法犯認知件数が,平成14年と比べ約50パーセント減と,大幅に減少している。
  •  学区内外の人との交流が広がり,連帯感が強まった。
  •  警察と民間との距離が,大幅に近くなったと感じられる。

今後の取組上の課題

  •  高齢化が進む中で,スムーズな次世代へのバトンタッチを如何に行うか。
  •  マンション等の居住者増加の現状で,地域住民の理解,協力を如何に得るか。
  •  パトロールのマンネリ化を避け,改善への努力を如何に行うか。

今後の展望等

  •  11町内会,人口約1万人となる大世帯の学区で,地域の安全を確保するには,防犯組合だけの活動では到底無理であり,学区内の諸団体の協力を更に得ていきたい。
  •  今後も学区を管轄する警察署や交番,学校,消防等との連携を密にし,交流を持つなど,平素から地道な努力を継続していく。

見守り活動

 

H15夜間パトロール隊初日の様子 夜間パトロール活動の様子その2

 夜間パトロール隊初日の様子(H15.9.5)
(舟入本町交番前に集合,皆さんの前で挨拶をされているのが代表者の古田晃さん)

夜間パトロール活動の様子

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