あくる日のことです。おかあさん「ミミちゃん,ご本読んであげましょうね。」おかあさんが,本を持ってニコニコしています。ミミちゃん「わ~い!わ~い!」ミミちゃんの心はうれしさでいっぱい。お耳も,ほらね,いつものお耳になっているでしょ。ミミちゃん「おかあさん,モモちゃんは?」おかあさん「ほら,菜の花通りの駄菓子屋のおばあちゃんがいるでしょ。ミミちゃんのことを話したら,モモちゃんを少し見てくださるって。だから,今はミミちゃんだけのおかあさんなのよ。」ミミちゃん「ほんと?ほんと?今はミミちゃんだけのおかあさん?」おかあさんは,やさしくうなずいて,ミミちゃんをおひざにだっこしました。そして,大好きなお話を読み始めました・・・・・・・・・おかあさん「むかし,むかし,あるところに・・・・・・・」