【解説】
奈良県の西大寺末の律宗(りっしゅう)寺院である旧常福寺の施設として,鎌倉時代の元応3年(1321)に建立された。和様(わよう)を基調とし細部に禅宗様(ぜんしゅうよう)と大仏様(だいぶつよう)を交えた折衷様(せっちゅうよう)の建築である。尾道市の浄土寺本堂とならび,瀬戸内海地域の現存最古の密教本堂のひとつである。
本尊・木造十一面観音菩薩立像(重要文化財)を納める厨子(ずし)は,鎌倉時代の春日(かすが)厨子と呼ばれる形態であり,扉内側に蓮の彩色画が描かれている。
名称 | 明王院本堂 附厨子1基 棟札3枚 |
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よみがな | みょうおういんほんどう | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 国宝 | |
種類 | 建造物 | |
所在地 | 福山市草戸町 | |
員数 | 1棟 | |
指定年月日 | 明治33年4月7日(重要文化財指定) 昭和39年5月26日(国宝指定) |
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構造形式 | 本堂桁行五間,梁間五間,一重,入母屋造,向拝一間,本瓦葺 厨子一間,春日厨子,板葺 棟札3枚(元和七年九月2枚,元禄第三年十二月1枚) |
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法量 | ||
公開状況 |
外観は常時公開(内部の公開は,毎月第3土曜日 10時00分~17時00分) |
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交通案内 | ○JR「福山駅」から「尾道方面行」バスで,国道2号線の「神島橋」下車,芦田川沿いに南に約800m(芦田川土手から西側の山裾に五重塔が見える) | |
関連施設 | 名称 | |
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入館料 | ||
所在地 | ||
電話番号 | ||
交通案内 |