【解説】
厳島は周囲30km,全島花こう岩から成る。島の最高峰瀰山(みせん)は,標高529m,頂上から瀬戸内海を一望できる。
厳島の名は,神をいつきまつる島から出たといわれ,島全体が信仰の対象となっていたと考えられる。社殿が造営された時期は明らかではないが,平安時代(794~1191)には平清盛の庇護のもと,現在の社殿の規模や配置の基本が形作られ,各時代の流れの中で大名などの庇護を受けて継続され今日に伝えられてきている。また,古戦場の地としても知られ,弘治元年(1555)には毛利元就と陶晴賢が覇権を争った厳島合戦の地でもある。
桧皮葺(ひわだぶき),朱塗の社殿が緑の山々に囲まれて,紺碧の海に臨むさまは,まことに自然と人工の美の融合であり,江戸時代には日本三景の一つに挙げられた。
平成8年(1996)に原爆ドームとともに世界遺産に登録された。
名称 | 厳島 | |
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よみがな | いつくしま | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 特別史跡・特別名勝 | |
種類 | ||
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | ||
指定年月日 | 大正12年3月7日(史跡・名勝指定) 昭和27年11月22日(特別史跡・特別名勝指定) |
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構造形式 | ||
法量 | 周囲30km | |
公開状況 | 常時公開 | |
交通案内 | ○宮島口から連絡船で宮島へ(島全体が特別史跡・特別名勝) | |
関連施設 | 名称 | 宮島歴史民俗資料館 |
開館時間 | 9時~17時(入館は16時30分まで) | |
休館日 | 月曜日(祝祭日の場合は翌日),12月26日~12月31日 | |
入館料 | 一般300円(210円),高校生170円(120円),小・中学生150円(100円) ※( )は15人以上の団体 |
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所在地 | 廿日市市宮島町 | |
電話番号 | 0829-44-2019 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km |