【解説】
福山市の西郊,津之郷町坂部の南に張り出した低丘陵上に位置し,現在の田辺寺の南に接する畑から多量の古瓦類とともに九輪(県重文),風鐸などが出土し,塔跡の存在が推定された。しかし,中心礎石も移動して田辺寺境内におかれており,正確な塔の位置,規模ならびに伽藍配置などいずれも明らかでない。伝承では養老5年(721)開基の和光寺の跡と伝えるが,出土の軒丸瓦,軒平瓦とともに平安時代(794~1184)の特徴を示している。田辺寺のさらに南方の傾斜地から低平地にかかる一帯は,弥生時代から平安時代(紀元前3世紀~12世紀)におよぶ遺構・遺物を出土するザブ遺跡があり,平安時代の緑釉(りょくゆう)陶器や多量の土師器の出土は,和光廃寺との関連を示す資料と言えよう。
名称 | 田辺寺塔跡 | |
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よみがな | でんべいじとうあと | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 史跡 | |
種類 | ||
所在地 | 福山市津之郷町 | |
員数 | ||
指定年月日 | 昭和18年3月26日 | |
構造形式 | ||
法量 | ||
公開状況 | 常時公開 | |
交通案内 | ○JR「福山駅」から「谷尻経由尾道行」バスで「谷尻」下車,西へ約200m | |
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
休館日 | ||
入館料 | ||
所在地 | ||
電話番号 | ||
交通案内 |