14時00分,広島港築港130周年記念シンポジウムに出席しました。
現在の広島港の原点である宇品港は,明治17年,当時の県知事にあたる県令千田貞暁翁が,広島県の発展を期して築港事業に着手され,幾多の苦難を乗り越え,明治22年に完成し,今年で130周年の節目を迎えました。戦前,戦中は陸軍の軍用港として,戦後は島しょ部への旅客輸送でにぎわい,海田・出島地区にコンテナターミナルが整備されて以来,地域経済を支える物流拠点として,重要な役割を担っています。また,近年は,大型クルーズ客船も数多く寄港しています。
この日のシンポジウムでは,「広島港発展の方向性」をテーマにしたパネルディスカッションがあり,将来にわたって広島港が発展していけるよう,様々な観点から,内容の濃い議論が行われたところです。
県といたしましても,この3月に広島港港湾計画を20年ぶりに改訂しました。高齢化・人口減少が進む中で,広島港の更なる発展に向け,コンパクトで多様性に富む広島港の特性を最大限に生かした計画となっており,この計画実現のために,ハード・ソフトの両面から取り組んでまいりますので,皆様には,引き続きの御支援・御協力を賜りますようお願いします。