15時30分,令和2年度広島港セミナーに出席しました。このセミナーは,県内荷主企業や船社,港運事業者などの港湾利用者を対象に,広島港の更なる発展と利用促進を目的に,広島港振興協会が開催されているもので,今回はWebでの開催となりました。
新型コロナウイルス感染症の拡大により,広島港でも,旅客・貨物とも大きな影響を受けています。こうした中,県では,昨年10月に策定した新たな総合計画,「安心▷誇り▷挑戦 ひろしまビジョン」において,港湾施策に関して,「最適な物流ネットワークの構築」や,「クルーズ客船の安全かつ快適な寄港」の実現を目指す姿に掲げ,取組を進めることとしております。物流ネットワークについては,広島港国際コンテナターミナルの拡張の実現を目指し,東南アジア航路の拡充に向けた取組を加速させるとともに,コンテナターミナル背後の港湾物流用地の整備を着実に進めてまいります。クルーズ客船については,宇品地区の岸壁の延長や専用ターミナルの建設などを進め,ラグジュアリー・プレミアムクラスをはじめとした客船にふさわしい寄港環境の整備に取り組むとともに,クルーズ客船での感染症対策についても,関係者と連携して取り組んでまいります。
県といたしましては,こうした広島港の港湾機能の充実・強化を積極的に推進してまいりますので,関係の皆様には,一層の御理解・御協力を賜りますようお願い申し上げます。