14時10分,「第19回全国藩校サミット福山大会」に参加しました。旧大名家の御子孫及び藩校の関係者の皆様をはじめ,全国から広島県へお越しの皆様を心から歓迎いたします。
ここ福山市では,今年8月に福山城築城400年を迎え,新たな魅力と活気に溢れています。先日の築城記念日当日に,私もリニューアルした福山城博物館内を観覧いたしましたが,歴史を体感できる体験型展示となっており,福山城を築いた水野(みずの)勝(かつ)成(なり)公,そして,開国を実現した阿部正弘公の生涯と功績に触れることができました。
江戸時代末期の激動の時代に,文武両道を奨励し,大節に臨んで判断を誤らない人材を養成するとの精神のもと,慣習や身分にとらわれない人材育成と登用の道を開いた阿部正弘公の功績は,近代国家,そして現代の教育へと受け継がれているもの思います。
皆様におかれては,本大会を契機に,先人の方々が奮励されたように,誠を尽くして,激しい世の中の変化に対応することの重要性について改めて実感するとともに,その背景にある歴史・文化についても再認識され,さらに次世代へと引き継がれていくことを願っております。
県においても,県民の皆様に,地域への愛着をより一層深めていただけるよう,福山地域をはじめ,県全域の歴史や文化の魅力の発信に取り組んでいるところです。
皆様には,400年という節目を迎え,生まれ変わった福山城をはじめ,広島県を心ゆくまでお楽しみいただき,また相互に交流を深めていただければ幸いです。