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昭和5年12月25日に生まれる。 陶芸家。 戦中に大阪から父の故郷・竹原に移り,岡山の備前での修行を経て京都の楠部彌弌(くすべやいち)等に師事。昭和53年には念願の竹原豊山窯(ほうざんよう)を築いた。備前や東広島の胎土に色土を象嵌(ぞうがん)する技法を追究し,面象嵌の第一人者として知られる。近年は象嵌志野(しの)や白砂瓷(はくさじ)の独自開発にも取り組み,未知の表現への挑戦を続けている。
(平成30年12月12日顕彰)