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令和5年5月に寄せられた御意見

印刷用ページを表示する掲載日2023年6月30日

 令和5年5月にお寄せいただいた御意見の概要は、次のとおりです。
 多くの御意見をいただき、誠にありがとうございました。

● 受付件数(令和5年5月)

103件(広報課で受け付けたもの)

● 内訳

(単位:件)
区分 メール 電話 郵便 来庁 その他 合計
4月 62 31 100
5月 59 42 103
合計 121 73 203

 

● 御意見の紹介

皆様から寄せられた御意見の一部を紹介します。

 
分 野 項 目 受付日 担当局課
しごと・産業・
観光
1 宮島の鹿の餌やり目撃について 5月4日 環境県民局自然環境課
くらし・教育・
環境・文化
2 鵜の駆除について 5月6日 農林水産局水産課

1 宮島の鹿の餌やり目撃について

 こんばんは。
 県外から観光で宮島に行った者です。
 県の情報室についてホームページで見かけ、宮島の鹿を取り巻く環境について気になったことをご報告させていただきます。作られたのはだいぶ前のようで、法律も変わったので今は取り巻く環境はどうなのでしょうか。(http://inunekokyusainowa.la.coocan.jp/miyazima-sika.htm

 報告としましては、宮島の広場にて、女性がカバンの中から、最初は切ってビニール袋に入れてきたキャベツを取り出し鹿にやっていました。
 女性はその後、どんぐりやにんじんを撒いて、鹿は集まって食べ、それを見た観光客親子がアイスのコーンをあげるよう、子に親が促して、餌やりしている始末でした。
 また、同じ頃、ビニールや紙コップの不始末を鹿二頭が見つけ、口にしているのを、通った外国人の女性が心配して鹿の口から外し、片付けていました。
 残念ですが、餌やり禁止の看板が水族館の入り口付近にちらっとあるくらいで、他に看板を見かけなかったように思うのですが、これでは観光客が餌やりしていいと勘違いしてしまうのも無理はない気がします。
 地元民・観光客ともにわかるよう、日本語や英語などで餌やり禁止とその理由の周知を徹底すべきだと思います。
 以前からありがちな状況なのかもしれませんが、見ていてとても心配になり、メールさせていただきだきます。

(回 答)
 宮島のシカに関して御意見をいただきありがとうございました。
 宮島のシカについては、近年給餌などによる人為的関与により、市街地におけるシカの個体数の増加と過剰な人馴れが生じ、その結果、住民への生活環境被害や観光客への危害が生じているほか、食害による宮島の貴重な生態系への影響が報告されており、一方で、シカ自体にも、誤って食べた異物が胃に蓄積して栄養障害などの健康被害がみられるようになりました。
 このため、学識経験者(専門家)、地元宮島町の関係者及び廿日市市で構成する「廿日市市宮島地域シカ対策協議会」において検討した結果、これらの問題の本質的な原因は、長年の餌付けがもたらしたものである、健全なシカの個体群を維持し、様々な問題を解決するためには、市街地から遠ざけることが抜本的な解決策であるとされたところです。
 シカが本来の野生状態で生育できるよう、野生生物として健全な個体群の維持を図ることを目的とした、餌やりの禁止とゴミ投棄の抑制に向けた普及啓発活動などの取組が行われています。
 御報告いただいた「県の情報室」のアドレスについては、県や市のホームページのものではなく、正しくは以下のホームページアドレスとなります。
 https://www.city.hatsukaichi.hiroshima.jp/soshiki/29/12458.html
 (検索は「宮島 シカ対策」でも可能です)

 地域の方や観光客の方に対して、分かりやすく餌やり禁止とその理由を周知徹底すべきであることについては、貴重な御意見として承り、餌やりの実態など御報告いただいた内容と併せて廿日市市宮島地域シカ対策協議会と共有させていただき、今後の取組に活かしてまいります。
 今後とも当該取組に対する御理解と御協力をお願いいたします。
≪広島県環境県民局自然環境課≫

2 鵜の駆除について

 現在鵜が異常に増えて、海側の人も陸の人も困っています。
 しかし鵜を駆除することも問題があります。
 でも確か平和公園の鳩が増えすぎて困ったとき考えたのが鳩の卵を処分する事だったと思います。
 鵜も卵を処分すればどうでしょう。
 今、ドローンがあります。ドローンを巣に近付け、鵜が驚いて飛び立った時ドローンを巣に座らせ卵を潰すとか。ドローンに着けた棒で叩きつぶすとか。
 そんな方法だと鵜を駆除するより抵抗が少なく、経費も安い気がします。
 皆さん鵜に困っています、ご検討ください。

(回 答)
 御意見いただきありがとうございます。
 県内のカワウ対策につきましては、被害がある市町では銃器捕獲等の対策を実施していますが、その他の対策として卵をふ化させないことでカワウの繁殖を抑制する取組を進めております。具体的には、カワウの巣にある卵にドライアイスをかけて、卵を不活化させ、卵が孵化することなく、また親のカワウが産み足すこともないように取り組んでおります。
 御提言にありましたドローンを活用した卵の処分につきましては、ドローンを巣に近づけますと、カワウは巣から一時的に離れるものの、帰巣本能が強く、すぐに戻ってまいります。また、カワウの卵をつぶしてしまうと、新しい卵をすぐに産み足してしまいます。そういった理由から、専門家の方々からの提言も受け、上記の取組を進めております。
 一方で、ドローンは、カワウの巣の位置を正確に把握して、対策がとれるよう、ねぐらやコロニーの空撮に利用しております。さらには、カワウがテープの風になびく音を嫌う性質を利用して、ドローンによって生分解性のテープを巣のある樹木に巻き付け、ねぐらから追い払う対策などにも取り組んでおります。
 こうした取組にもかかわらず、近年は冬季に県外から飛来するカワウが増えており、県内の生息数が減っていない状況ではありますが、漁業者や市町と連携して、粘り強く取り組んでおりますので、御理解いただければと思います。
≪広島県農林水産局水産課≫

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