令和4年7月8日(金)に,廿日市市宮島口で,第2回広島県まちなみづくりネットワーク未来勉強会を開催しました。
この勉強会は,広島県魅力ある「まちなみづくり」支援事業のモデル地区における,これまでの取組の成果等をまちなみづくりに取り組む関係者と共有し,地域間のネットワークづくりを後押しすることを目的としています。
勉強会には,「まちなみづくり」支援事業のモデル地区のまちづくり団体をはじめ,県内のまちなみづくりに取り組む団体や個人34名にご参加いただきました。
対面で勉強会を開催することができ,宮島口のまちを体感しながらまちなみづくりを学ぶとともに,参加者同士の交流も進んだようです。
日時:2022年7月8日(金)11:00~15:30 場所:廿日市市宮島口 宮島コーラルホテル 参加者:34名
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平成26年度より進めている宮島口地区をはじめとするモデル地区でのまちなみづくりの取組を広島県よりご紹介しました。
廿日市市宮島口みなとまちづくり推進課の三間さんから,宮島口地区のこれまでの歩み,新旅客ターミナルなどのハード整備状況,景観形成の取組などを紹介していただいた後,宮島口みらい協議会の田中さんより,協議会の紹介,マルシェ開催などの賑わいづくりの取組,緑化などの景観づくりの取組をご紹介いただきました。
廿日市市宮島口みなとまちづくり推進課の案内により,景観ガイドラインに沿った建物修景や,サイン整備,道路の舗装を石畳風にする道路美装化など,景観形成に関する場所を中心にまちあるきを行いました。
地区内にある拠点施設「□BOX(右写真)」は,地区外の方も自由に使える施設で,8月から運用が始まることもあり,参加者から様々な質問が出ていました。
これから,まちなみづくりに取り組む団体などは,先行する地区の取組を見学して,非常に参考になったのではないでしょうか。
岡山市北長瀬でのエリアマネジメントの取組から中山間地域での取組まで,石原さんの幅広い活動について,ご紹介いただきました。
北長瀬のあたらしい民間公民館「ハッシュタグ岡山」では,起業したい人に対して行う,きっかけの場の提供から起業に結びつけるまでの起業支援や,生活困窮者に対して食料・日用品を提供する「コミュニティフリッジ(公共冷蔵庫)」の取組など,公共と民間のサービスの間を埋めるような民間公民館としての様々な取組が行われており,参加者は頷きながら熱心に聞かれていました。
まちあるきをした感想を参加者で共有した後,ワークショップを行いました。参加者それぞれが持つ,まちづくり活動を行う上で課題になっている物事について,みなさんの意見を聞いてみようというワークショップです。活発な意見交換がなされ,それぞれが課題を考えるいい機会になったのではないでしょうか。
次回は,令和5年3月頃,本町西国街道地区(三原市)で開催する予定です。