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「京都大学原爆災害総合研究調査班遭難記念碑」  ~原爆投下後に襲った枕崎台風~

印刷用ページを表示する掲載日2021年1月5日

広島市の中心部から国道2号線を西におよそ30km。瀬戸内海を臨む温泉地として親しまれる広島県廿日市市宮浜温泉の米山広場に,「京都大学原爆災害総合研究調査班遭難記念碑」が建立されています。この碑は,1945年(昭和20年)9月17日,現地を襲った枕崎台風によって起きた大規模土砂災害で亡くなった方々の慰霊碑として建てられました。この中には,当時,原爆の被害調査を陸軍から依頼された京都大学の調査班が広島を訪れ,この調査中に土砂災害の犠牲となった班員11名も含まれています。
広島への原爆投下から1か月余り後,原爆の惨禍をくぐり抜けながらやっとの思いで生き延びた被爆者にとって,台風による大災害は二重の災厄というべきものでした。今回は原爆の直接的な慰霊碑ではありませんが,原爆関連の慰霊碑としてご紹介します。

 

https://hiroshimaforpeace.com/kyoto-university-research-group/

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