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食協株式会社

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食協株式会社

会社概要

業種

食品卸

本社住所 広島市南区松川町5-9
創業

1950年

売上高 204億円(2015年3月期)
従業員数

153人

ホームページ http://www.shokkyo.co.jp/index.asp
会社紹介 コメ、食品、燃料の総合卸。浸水の時間を短縮し、手軽に玄米を食べられる商品「簡単に炊けるプチッと玄米」など、オリジナル開発の商品を持つ。
女子サッカーチーム「アンジュビオレ広島」のユニホームスポンサーを務め、同チームをパッケージデザインに採用した広島県産のコメも販売。

新規開拓を担うプロ人材を採用
外部人材を入れることで、新たな提案が生まれる

専務取締役 永井幸雄 さんの写真

 専務取締役 永井幸雄 さん

事業内容を教えてください。

米穀を中心とした食品の卸売業で、中四国全域をエリアとしています。
米穀以外にも、小麦粉や食用油などの食品事業、LPガスを中心とした燃料事業、別会社ではアクアクララという宅配水事業も手掛けています。

県のプロフェッショナル人材確保支援事業を利用して、どのような人材を採用しましたか?

新規開拓の営業を担える人材を求め、2015年12月、日本たばこ産業に勤めていた55歳の男性を採用しました。
バレーボール選手として活躍しながらたばこ事業に携わり、その後、食品製造の子会社にも出向した経験がある人です。見るからにスポーツマンで、明朗快活な性格。ストレスにも耐えうる、粘り強い人材だと期待しています。
現在、米穀の営業で新規開拓を担う課長として頑張ってくれています。
従来の営業マンよりも、広い情報とネットワークを持っているため、営業先に深く入り込んでいます。
大手での営業経験がある人材を迎え入れたのは、今回が初めて。
これまでの当社の営業スタイルとは異なるため、ほかの社員が参考にしたり、同じ課長が競い合ったりと、良い雰囲気が生まれています。

プロ人材を採用した背景は。

個人のコメの消費が減少する中、近年は外食やコンビニなど業務用の拡大を目指しており、その分野の補強が主な目的。
これまで総務関係で銀行出身者を雇ったことはありますが、営業系のプロ人材を迎え入れたのは初めてのことです。
当社が手掛ける米穀卸事業は、もともと配給制度から始まった「規制のある業界」であったので、当社の社風はどちらかと言えば堅実主義です。
外部の人材が入ることで、新しい考え、提案が吹き込まれることは大きな価値です。それが企業の成長につながると考えています。

今後求める人材像はいかがですか。

当社はどちらかと言えば、安定志向の従業員が多いです。
だから、それを打ち破れるような、新しいビジネスモデルを考えることができる人材を欲しています。
既成の殻を打ち破れる、高い意識を持った人です。
また今後、オリジナル商品の「簡単に炊けるプチッと玄米」を中四国エリアだけではなく、関東市場にも広げていこうと考えています。
既に営業2人が東京に仮常駐して営業しており、関東地区で力を発揮できる人材を求めていきたいです。

これからプロ人材を採ろうと考えている企業経営者にメッセージをお願いします。

中小企業が思い描いた理想の人材を採用するのは容易ではありません。
実は、このたびの人を採用するまでに派遣会社などにアプローチし、数年を要しました。
いざ採用しても営業に慣れ、本格的に力を発揮するまでに多少の時間を必要とします。
事業拡大など将来を見越して、早めに欲しい人材を確保していくことが大切だと考えています。
県のプロフェッショナル人材戦略拠点の支援を受けるまでは、県外に住む人を採用する意識はありませんでした。
このたびの採用を通して視野が広がったと感じています。
人材紹介会社がふさわしい人材をあっ旋してくださり、採用にかかる費用も補助してくれます。非常に便利な制度です。
能力の高い人材を求めている県内の企業はぜひ活用してみてはいかがでしょうか。