広島県

株式会社やまみ

広島県プロフェッショナル人材戦略拠点 > 株式会社やまみ

株式会社やまみ

会社概要

業種豆腐製造
本社住所三原市沼田西町小原字袖掛73-5
創業1975年
売上高90億円(2015年6月期)
従業員数320人(2015年6月時点)
ホームページhttp://www.yamami.co.jp/
会社紹介豆腐製造で、本社と滋賀県に2工場体制。
市販用を主力に、近年は業務用を強化。2015年決算は売上高が11年連続で2ケタ成長を達成した。
同年4月、本社を置く三原市の三原運動公園の命名権を取得し、愛称を「やまみ三原運動公園」とした。

上場会社の出身者など3人を採用
管理・運営など専門性高い分野のノウハウを補う

代表取締役 山名 清 さん

代表取締役 山名 清 さん

事業内容を教えてください。

豆腐や厚揚げを製造しており、主力の20商品を含め約180種類の商品があります。
三原の本社工場と滋賀県にある関西工場で製造し、販売エリアは名古屋、近畿、中四国、九州地区の全域です。

県のプロフェッショナル人材確保支援事業を利用して、どのような人材を採用しましたか?

3人を採用しました。
1人は品質管理の統轄経験がある人、もう1人は上場企業で情報開示や経理を担当していた人、3人目は上場企業で現場の改善活動やチーム運営を担当していた人です。
いずれも当社の事業拡大に必要な経験を持った人たち。良い影響を与えてもらっています。

採用に至った背景を教えてください。

2000年に尾道市から現在地に移転してきて15年になりますが、当時の売り上げ4億5000万円は15年には90億円まで拡大。約20倍になりました。
従業員数も40人から300人まで増えましたが、それでも事業規模の拡大に人材採用のスピードが間に合っていない状況です。
特に管理部門、品質管理、ライン改善などの分野で採用が追い付いていないので、以前からその分野で経験のある人を探していました。
このたび採用した3人は、それぞれ前職の業種は豆腐製造と異なりますが、他業種で培った経験を当社で生かしてもらえるのはありがたい。
存分に力を発揮していただきたいと期待しています。

これまでは新卒採用が主力で、毎年15名から20名を採用してきました。
そこで人材の厚みは増してきていますが、プロ人材の必要性も高まっています。
管理や運営などの専門性の高い分野は、人材を育てノウハウを積み上げるのに時間がかかるので、中途採用もうまく活用していきたいです。

欲しい人材像を教えてください。

人柄が一番で、他人を思いやれる人が欲しいです。
あとは、自らエンジンとなって行動できる人ですかね。
能力の面では、研究開発や商品企画、品質管理、生産技術などの分野の経験者はこれからも必要になってくると思います。

今後の展望を教えてください。 

 豆腐の市場規模は、業務用含めて4500億円前後と言われています。
販売個数は増えていますが、単価が下がっているので、トータルでほぼ横ばい状態。食品の中では健闘している商品です。 

これまでは市販用を主力に造っていましたが、外食向けなど業務用の需要が増えており、今後強化していく方針です。
例えば、豆腐ハンバーグ用や、麻婆豆腐用に食べやすいサイズに切ったものなど、コンビニや外食チェーンの企業から要望を頂いています。
先日もゴーヤチャンプルに使う、固くて甘めの商品を依頼されたのですが、競合他社には量産することができず、当社の商品が総菜メーカーを通じて全国に供給されています。
需要はあるけれど供給業者がいない分野がまだあるので、当社にしかできない商品造りを進め、その需要を獲得していきたい。
現在、当社は豆腐製造の業界で2番手グループなので、トップ企業を目指していきます。

最後に、県のプロ人材確保支援事業を利用した感想を聞かせてください。

県から採用費用などを補助していただけるのは、本当にありがたいです。
制度が続くのであれば、ぜひ今後も活用させていただきたいです。