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令和6年度第1回『さとやま未来円卓会議』を開催しました

印刷用ページを表示する掲載日2024年12月17日
 中山間地域の課題解決に取り組む「ひろしま里山・チーム500」登録者の活動の継続と発展を図るため、令和6年11月8日(金)に、行政機関や経済団体、大学などで構成する「さとやま未来円卓会議」の令和6年度第1回会議を開催しました。

 円卓会議では、「ひろしま里山・チーム500」登録者3名が、中山間地域の課題解決に向けた取組を発表した後、発表者ごとのグループに分かれて、発表者の課題に応じて関係する構成団体(円卓会議構成員)と外部専門家との意見交換が行われました。

活動実践者によるプレゼンテーション

「関係人口を創出するプラットフォーム「ふるマル」の企画・運営」(藤中 拓也さん)

 藤中さんは、大崎上島での柑橘栽培と「ふるマル」を活用した EC サイトを通じた販売、廃棄品を活用したアップサイクル商品の開発、生産者と連携したライブコマースや農業ボランティア企画を展開し、一次産業から三次産業を包括した事業を推進しています。自治体との協力関係を円滑に構築し、「ふるマル」を活性化する産地コーディネーターが集まる仕掛けづくりを構築したいと発表されました。
※「ふるマル」とは、まるで地方のマルシェに来たような感覚で全国各地から届くこだわりの品を動画を見ながら購入できるライブコマースを配信するプラットフォーム。
藤中 拓也さん

「みんなの暮らしをみんなの手で「さとまる不動産」~空き家の流通促進を目指して~」(守本怜矢さん)

 守本さんは、中山間地域における空き家の流通促進を目指し、地域住民(センパイ)の力を借りた田舎特化型の不動産モデルを創業予定しています。空き家を地域資源として活用し、地域住民がその価値を理解・支援する仕組みを構築し、持続可能な不動産モデルを通じて、地域の活性化と社会システムの実現を目指していると発表されました。
守本怜矢さん

「Sunny-side UP とびしま唯一のケーキ屋さん」(佐々木正旭さん)

 佐々木さんは、大崎下島で、地元産の柑橘を使ったお菓子を製造・販売し、自社店舗のほか、卸販売やオンライン販売し、地域の魅力を発信しています。安定した経営基盤を築き、事業拡大を目指して 2 年以内に従業員を雇用予定しており、ECサイトを活用して都市部の顧客層をターゲットに販売を強化し、商品のブランディングを通じて売上アップを目指していると発表されました。
佐々木正旭さん

活動実践者と構成団体や外部専門家との意見交換

 プレゼンテーション終了後、構成団体の皆さんには発表者ごとにグループに分かれていただき、発表者の取組課題の解決に向けた意見交換を行いました。ファシリテーターの進行により、各グループで様々な立場から多彩な意見が交わされました。

意見交換1 意見交換2 意見交換3

各グループの意見交換内容の共有

最後に、各グループの意見交換での内容を全体に共有をおこない、令和6年度第1回円卓会議を終了しました。

共有1 共有2 共有3

 今後とも、円卓会議の開催により、中山間地域の課題解決に取り組む「ひろしま里山・チーム500」登録者の活動の継続と発展につなげていきたいと考えています。

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