温室効果ガス排出シナリオの中で最も排出量の多い「RCP8.5シナリオ」によると,21 世紀末(2076~2095 年)の広島県の1時間降水量50mm以上の年間発生回数は,現在と比べて3倍以上の増加することが見込まれています(図1)。また,無降水日数(日降水量が1mm未満の日の年間日数)も,年間で10日程度の増加が予測されています(図2)。大雨の回数が増え,雨の降り方が激しくなる一方で,降らない日も増えてくることから,雨の降り方が両極化することが見込まれています。
図1 広島県の1時間降水量50mm以上の発生回数の変化(左図)と分布(右図)の予測
図2 広島県の無降水日数の変化(左図)と分布(右図)の予測
(出典:中国地方の気候変動2017,広島地方気象台)