イノシシは,県内ほぼ全域に生息しています。農作物への被害も多く,年間数億円の被害が報告されています。捕獲数,被害額とも近年高止まりしている状況です。
図1 令和2年度の狩猟期において目撃されたイノシシの状況(銃猟1人1回あたりの目撃頭数)
(出猟カレンダー調査結果より)
図2 イノシシの捕獲数と被害金額
1 計画の目的
農業被害の軽減と個体群の安定的維持を図るため,科学的知見を踏まえ,個体群管理,被害防除対策等の手段を総合的に講じることを目的としています。
2 計画の期間
令和4年4月1日~令和9年3月31日
3 対象区域
広島県全域
4 目標
〇農業被害の軽減と人身被害の防止
5 個体群管理(数の調整)に関する事項
(1) 捕獲目標数(目安)
(2) 生息密度の低減を目的とする捕獲対策の推進
(3) わなによる捕獲の推進
(4) 管理の担い手である狩猟者の確保と技術向上
6 生息地の保護及び整備に関する事項
7 被害防除対策に関する事項
8 その他管理のために必要な事項
(1) モニタリング等の調査研究の拡充
(2) 計画の推進体制の整備等
県内に生息するイノシシ及びニホンジカ(ただし,廿日市市宮島町に生息するニホンジカを除く)による農林産物被害等の軽減を図るとともに,その個体数の適正管理を目指して策定する特定鳥獣保護管理計画について,その計画内容などを検討するため,関係団体,利害関係者,専門家等により構成された協議会を設置しています。
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