管理職? そこまで私は・・・。
「マネジメント経験がない」「そんな能力はない」「家庭があるから男性管理職のようには働けない」、だから「管理職にはなりなくない・・」というのが多くの女性の思いです。それもそのはず、今まで多くの企業では女性の仕事が限定的であったことから、潜在力はあっても経験により育まれる能力に男女差が生じることもありました。24時間戦えることが良しとされた土壌では、両立は難しいこともあったのです。
今、企業は本気で女性の力を求めています
ところが今、企業が生き残るための経営戦略として、多様な人財、特に女性に着目しています。生産年齢人口減少と経験者不足の中、女性はビジネスの担い手として貴重な存在です。また、異なる視点・価値観からのイノベ―ティブな発想は、業務プロセスの改善、リスク管理、新たなサービス・商品の創造にもつながると期待されています。
実は、女性自身の生き方が変わります
日本人女性の平均寿命は約87歳、男性より6歳以上も長く、世界1位2位を争う長寿です。人生設計を長期ビジョンで考えると、65歳・70歳まで働くことを視野に入れてキャリア形成を熟考しなければならないのは、女性の方なのです。自分を客観視し、歳を重ねても「必要とされる人財」であり続けるための努力、つまり能力開発・成長を意識することが大切です。
第4次産業革命にも必要なのは、マネジメント
とはいえ、AI導入やロボット化の流れの中、自分の仕事はどうなるのか、どんな力を身につければよいのか、誰もが不安です。担当業務の先を見据え、専門性やキャリアの将来を検討しておくことは重要ですが、どのような社会になったとしても、組織で人が働く以上、必要なものがあります。それが「マネジメント」です。
あなたのキャリアアップ、応援します
役割・仕事は生きた教材です。経験することから能力が向上します。また、役割を担う中で、私たちの潜在的能力が顕在化します。ですから、チャンスがあれば、是非、管理職にも挑戦してください。業務を通してマネジメント力を構築し、能力開発・キャリアアップにつなげてください。あなたの挑戦は、会社にとっても自身にとってもプラスになります。
そこで、いつチャンスが来ても良いように、心構えやマネジメントの知識・スキル・ノウハウについて準備をしておきましょう。