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医療機器開発人材の育成プログラム「バイオデザイン」

印刷用ページを表示する掲載日2024年4月1日

バイオデザインとは

少子高齢化、働き方の多様化、グローバル化、IT技術の進展による環境変化で、従来型の知識によらない、イノベーションによる新たな市場創造と、ライフスタイルを変えるサービスや商品の開発が求められています。
​一方、医療機器ビジネスを取り巻く環境は、医療の高度化や各国における医療需要の拡大などを背景に、世界の医療機器市場は高い成長率を維持しており、日本でも革新的な医療機器の研究開発など医療機器産業の振興が図られています。

バイオデザインは、米国スタンフォード大学のポール・ヨック博士らが開発した医療機器開発のための実践的な人材育成プログラムです。
​これまでに、インド、シンガポール、アイルランド、イギリスなどで導入され、さらには中国やブラジルなどで導入が検討されるなど、世界中に展開され、20年にわたる実績があります。

ビジネスにイノベーションをもたらす手法であるデザイン思考を用いて、医療現場観察に基づく潜在的なニーズの探索から、コンセプト創造、事業化までステップをプロセス化し、世の中に本当に必要とされている医療機器の開発手法を習得することができます。

ステップ

プログラムでは、医療従事者、デザイナー、エンジニア、経営企画・管理、ファイナンスなど異なるバックグラウンドから多様性のあるチームを編成し取り組みます。

「ひろしまバイオデザイン」について

広島大学では、平成29(2017)年から広島県と連携してバイオデザインプログラムを実施しており、医療機器等の開発人材の育成や関連ビジネスの創出支援に取り組んでいます。
本プログラムの特徴は、次のとおりです。

  • 県内唯一の医学部・研究科という環境を踏まえた県内医療機関との連携
  • 教員は、インド・バイオデザイン(SiB:School of International Biodesign)の修了生であり、プログラムの内容はSiBの課程をベースに構成
  • 全インド医科大学、インド政府を通じたインドとの連携:低廉かつ高性能な医療機器開発が目的
  • 大学院における関連科目の履修により、正規の単位付与、及び研修に必要な知識・スキルを習得

ひろしまバイオデザインの図

詳しくは、広島大学バイオデザイン部門のホームページをご覧ください。

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