腸管アデノウイルス
印刷用ページを表示する掲載日2024年7月16日
アデノウイルスは現在51の型に分けられていますが,その内40,41型が下痢に関係します。大きさは80~90nmです。
主に乳幼児が感染し,1~2日の潜伏期間を経て嘔吐,下痢,発熱の症状を呈します。冬季以外にも年間発生が認められます。
アデノウイルスは人工的に培養することが可能ですが,煩雑なため,通常はイムノクロマト法,ラッテクス凝集法,
ELISA法といった免疫学的な方法,遺伝子を増幅して検査するRT-PCR法,電子顕微鏡により検査します。