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「縮景園図巻」解説会がありました!

印刷用ページを表示する掲載日2022年1月26日

12月25日から26にかけて頼山陽史跡資料館で縮景園最古の鳥瞰図である縮景園図巻と縮景園記稿本が公開されました。

25日には当館学芸員による解説会を開催しました。

縮景園図巻は天明8年(1788)から享和元年(1801)ころの縮景園と,隣接する流芳軒を南側から描いた鳥観図で,複数の貼紙で景観が修正され,その下には制作当初の画面が残されています。

この図巻から現在の縮景園の配置と同じ部分や異なる部分を比較することで,どのように縮景園が改修されてきたのか,その歴史を知ることが出来ます。また,細かく名所や建物の名前が図巻の中に記されており、「藩主の命令で書かれたものではないか」との推測もあり,大変貴重なものであることが伺えます。

解説会の様子

貴重な鳥瞰図を見ることが出来ました!現在の位置と見比べてみると面白い!

 

縮景園記稿本は,頼春水「縮景園記」の稿本で,いわゆる下書き段階のものです。

横にルビがふられて漢字の読みなど細い修正がなされており,解説では「頼春水が何度も何度も推敲したことが分かる重要な資料」だとのことでした。

解説会の様子

解説を聞くと学芸員さんが資料からどのような発見をしているのか,研究の過程を伺うことができるのも魅力だと思います!

 

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