下水道について
下水道の役割
生活に身近な下水道の整備を進めることにより、周辺環境の改善、トイレの水洗化や河川・海域の水質の保全がおこなわれ、快適な暮らしの環境づくりが、推進されます。
また、雨水の排除もおこなうため、雨による浸水を防ぐことができます。
1水質の保全
汚水や生活雑排水を処理した後、公共用水域に戻すので、水質汚濁を防ぎ、きれいな川や海の豊かな自然環境が保たれます。
2雨水の排除(浸水の防除)
下水道は河川、水路とともに雨水排除の機能を有し、大雨や洪水による浸水被害を防止する役割も担っています。
3トイレの水洗化
下水道が整備されるとトイレの水洗化が可能になり、し尿はそのほかの汚水と共に処理されるので、悪臭のない快適な生活ができるようになります。
4周辺環境の改善
人間の生活や生産活動に伴って生じる汚水を速やかに排除し、住宅地周辺に停滞する蚊やハエ、悪臭の発生源を断つことにより、周辺環境が改善され向上します。
下水道の種類
下水道の整備には、汚水の処理を目的とするものと、雨水の排除を目的とするものがあります。汚水は、市町村が単独で下水道管の埋設や処理場の建設を行い、下水を処理する公共下水道と、複数の市町村の下水道管から下水をうけて処理するために、都道府県が幹線管きょの埋設や処理場の建設を行う流域下水道があります。
雨水は、市町村が独自に施設整備を行い、川などに放流しています。
流域下水道
複数の流域関公共下水道からの下水を受け入れるための幹線及び中継ポンプとこれを処理するための終末処理場からなる。
問い合わせ先
広島県 企業局 流域下水道課 電話: 082-513-4352(代表)
浄化槽
下水道が整備されていない区域において水洗化を図る場合に設置する。トイレのみに対応する単独浄化槽と雑排水も含めて処理する合併浄化槽とがある。
農業(漁業)集落排水処理施設
農山漁村の小集落における生活排水などの水質保全を目的とする。規模的には簡易な公共下水道と一致する
コミュニティ・プラント
団地などで雑排水とし尿を合わせて処理する施設のうち地方公共団体が管理するもの。
単独コミュニティ・プラント
コミュニティ・プラントと同様であるが国庫補助無しで地方公共団体が実施するもの。