「名勝縮景園」の築庭400年を記念し様々な展示を行います!!
今年は縮景園が築庭されて400年の節目の年です!!
広島藩主・浅野長晟の命により,武将茶人として知られる上田宗箇が1620年に築いた「縮景園」。
歴史は古く,日本各地にある大名庭園の先駆けといわれています。
「縮景園」という名称は,幕府の儒官林羅山が2代藩主浅野光晟の依頼に応じて作った詩の序文に,
「海山をその地に縮め,風景をこの楼に聚む」(原文漢文)とあるのにもとづくと言われており,
5代藩主・浅野吉長に仕えた堀南湖の「縮景園記」に記されたのが,最初とされています。
それ以前は「御泉水館」「泉邸」などと称され,明治以降は県民から「浅野泉邸」と呼ばれ親しまれていました。
跨虹橋(ここうきょう)
「築庭400年記念展示 縮景園と近世広島の絵画」
現在の縮景園に結びつく江戸時代中期(天明)の大改修事業を主導した浅野重晟,その近習で自らも縮景園に関与のあった岡岷山らの絵画作品を厳選し,縮景園を創りあげた文化風土の在り様を紹介します。
『浅野重晟 自賛《鶴図》』など広島県立美術館で初展示となった作品は数多く,新たな発見があるはずです。
開催時期
10月1日(木曜日)~12月24日(木曜日) 9時00分~17時00分(入場は閉館の30分前まで)※金曜日は19時まで開館
休館日
月曜日
※特別展会期中及び祝日・振替休日の月曜日を除く。11月9日は展示替えのため閉室。
場所
広島県立美術館2階常設展示室第3室(広島市中区上幟町2‐22)
入館料
一般 510円(団体410円) 大学生310円(団体250円) 高校生以下無料
問合せ先
広島県立美術館 082‐221‐6246
『浅野重晟 自賛《鶴図》』安永2年(1773) 絹本彩色 一幅 縦27.0 横46.1
広島 明星院蔵 後期(展示期間11月9日~12月24日)
~もっと深く知りたい方へ~
スライドトーク
縮景園築庭400年を記念して,縮景園や近世広島の美術について解説します。
開催日時
10月24日(土曜日)15時00分~(1時間程度)開場14時30分
定員
200名
※要事前申込【電話:082‐221‐6246】※聴講無料
講師
講師:隅川明宏(広島県立美術館学芸員)
「築庭400年を迎えた名勝縮景園~縮景園の様々な魅力,紹介します~」
開催時期
10月13日(火曜日)~12月27日(日曜日) 火~金 9時30分~19時00分 土・日9時30分~17時00分 ※月曜日休館
場所
広島県立図書館 展示コーナー
入館料
無料
問合せ先
広島県立図書館082-241‐4971
縮景園築庭400年記念事業「縮景園と広島」展
浅野氏と関わりの深い広島城の二の丸復元建物で,縮景園が現在に至るまで,広島でどのように活用されてきたかを通して縮景園と広島の歴史を紹介します。
縮景園が築庭以来,藩主の私的な憩いの場としてだけでなく,社交や文芸,儀礼の場として活用され,歴代藩主によって整備されてきたことをご存知でしょうか。絵図や戦前の絵はがきから歴史的背景を踏まえて,パネル展示で紹介します。是非ご覧ください。
開催時期
10月30日(金曜日)~11月30日(月曜日) 9時00分~16時30分(入場は16時00分まで)
場所
史跡広島城二の丸復元建物「多聞櫓」
入館料
無料
問合せ先
広島市市民局文化スポーツ部文化振興課 082-504-2851
史跡広島城二の丸