~2050年瀬戸内海への海洋プラスチックごみ追加汚染ゼロを目指して~ ナッジ理論を活用した「仕掛け・デザイン回収ボックス」による実証事業を実施!
広島県は、包括連携協定を締結している西日本高速道路株式会社中国支社および「GREEN SEA瀬戸内ひろしま・プラットフォーム」(略称GSHIP)の参画会員である一般社団法人全国清涼飲料連合会と連携して、令和6年1月から2月にかけて、ナッジ理論(行動変容の仕掛け)を活用した「仕掛け・デザイン屋外回収ボックス」をE2 山陽自動車道 宮島サービスエリア(上り線)に設置し、ポイ捨て防止や適正な分別促進等、海洋プラスチック問題の解決に向けた実証事業を実施しました。
実証結果はこちら
ナッジ理論を活用した「仕掛け・デザイン回収ボックス」による実証事業報告書 (PDFファイル)(3.16MB)
1. 実証事業について
日程:令和6年1月9日(火)~2月18日(日)
デザイン回収ボックス設置期間:1月15日~2月12日
場所:E2 山陽自動車道 宮島サービスエリア(上り線)
内容:多くの人が集まるサービスエリアや観光地等の屋外に設置されている回収ボックスでは、家庭ごみの持ち込みや分別されずに捨てられることにより、回収ボックス周辺の散乱、漏洩や分別に係る手間や時間等の負担の増加が課題となっています。
このため、本事業では、宮島サービスエリア(上り線)において、現在設置している既存の屋外回収ボックスにナッジを活用した適切な分別やペットボトルの3分別(ボトル、キャップ、ラベルの分別)を促す仕掛け・デザインを施し、設置前後での状況を比較し、その効果や課題を検証しました。
2.仕掛け・デザインについて
(1)看板デザイン
・矢印ナッジで正しい分別回収を促進
回収ボックスの上部にこの看板を掲示し、かん・ビン・ペットボトルは燃えるごみではなく、資源回収ボックスに入れてもらえるよう、視覚的な導線をつくりました。
・ペットボトルのボックスには、従来のアイコンから3分別のアイコンに変更し、投入口に「キャップ」「ラベル 」「ボトル」表示シールを貼付することで、屋外でも3分別してもらうための啓発を実施
(2)音声デザイン
利用者が近づくとセンサーで感知し、分別のお願いや感謝を伝える言葉をGSHIP イメージキャラクター「タコひめ」がフィードバック
分別を促す言葉 (例)ビン、カン、ペットボトルはみぎがわダコ!
感謝を伝える言葉(例)分別してくれてありがとうダコ! 等
県ではこの実証から得られた成果を今後の施策に活用するとともに、GSHIP参画会員をはじめとする幅広い関係主体と連携・協働し、ポイ捨て防止や適正な分別促進による海洋プラスチックごみ削減と持続可能な資源循環に向けた取組を進めてまいります。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)