ヒトハリザトウムシ
印刷用ページを表示する掲載日2014年4月1日
ヒトハリザトウムシ Psathyropus tenuipes 県レッドデータブック:準絶滅危惧,環境省レッドリスト:準絶滅危惧
特徴
体長は約5mmと小さめですが,歩脚がたいへん細長いため大きく見えます。背中に名前の由来となる1本の長いトゲがあります。
よく見かけるところ
沿岸部や島しょ部の各地に分布し,砂浜に接する海岸の崖地やヨシ原などに生息しています。日中は崖のくぼみや倒木の下などに潜んでおり,集団でみられる場合もあります。夜間に活発に活動します。
現状
本土側では自然海岸の改変によって生息地は減少しています。島しょ部でも海岸沿いに道路ができるとみられなくなるようです 。
目撃したら情報をお寄せください
絶滅のおそれのある野生生物は,個体数が少なく,生息・生育状況が明らかにされていないものが多いため,皆様からの情報提供が状況の把握に大変役立ちます。見つけたら,確認のために個体の写真を添えて位置情報などをお寄せください。
皆様から頂いた情報は,絶滅危惧種の現状把握や生物多様性の保全対策を検討するためのデータの一つとして活用していきます。
※情報の重複を避けるために、どちらか片方へ入力してください。
※生き物を見つけに野外に出かけるときはケガのないように気を付けましょう。
※生き物をむやみに採取することは慎みましょう。中には法令で採取が規制されているものもあります。