ジョロウグモ
ジョロウグモ Nephila clavat
特徴
メスの体長は20~30 mmで,腹部は黄色と青灰色で側面に赤色の部分があります。歩脚は黄色と黒色のまだらです。メスは,夏から秋にかけて大型の複雑な網を張り,よく目立ちます。よく見かけるのはメスで,オスは5~10 mmくらいと小型でメスの網にいます。
よく見かけるところ
森林の林縁,農耕地のまわり,河川敷,公園など,樹木の生えているさまざまな環境に生息しています。
現状
県内に広く分布し,低地では普通に見られます。標高の高い山地には生息していません。標高700~800mくらいまで分布することが多いようです。関東や長野県などでは,近年分布域が高標高域に拡大していることが知られています。
目撃したら情報をお寄せください
低地や沿岸部ではきわめて普通にみられるため,おもな調査対象地域は標高500m以上の場所とします。どの高さまで生息しているか調べてください。
秋に成体が出現するため,調査時期は8月~1月です。気温が低くなる冬には成体は死んでしまうので,調査時期は秋ですが,標高の低い地域ではいつまで生きていたかの情報も送ってください。
皆様からお寄せいただいた情報は,取りまとめてホームページ上で公開します。。
※生き物を見つけに野外に出かけるときはケガのないように気を付けましょう。
※生き物をむやみに採取することは慎みましょう。中には法令で採取が規制されているものもあります。