消防団員募集!
あなたも消防団員になりませんか?
広島県で起きた平成30年7月豪雨災害では,消防団員は地域住民の生命及び財産を守るため,長期間にわたり災害出動され,人命救助活動をはじめ行方不明者捜索,水防活動,避難所支援,道路等の土砂撤去等を行い,
その結果,多くの方が救助され,多くの家屋の被害軽減,災害復旧の迅速化等に貢献されました。
広島県は全国都道府県のなかでも土砂災害警戒区域が最も多い県とされており,今後予想される大きな災害に備えるためには,消防団員の力が必要です。
\ 県内各市町の消防団では消防団員を募集しています。/
- 入団資格は、当該消防団の区域に居住または勤務する方で、18歳以上の方が対象です。
- 女性消防団員も県内各地で579名(令和4年4月1日現在)が活躍中です。
消防団とは?
消防団は、消防組織法に基づき、それぞれの市町に設置される消防機関です。
消防団員は他に本業を持ちながら住民の安全を守る活動をしており,その身分は非常勤特別職の地方公務員です。
消防団の活動
災害時の活動
消火活動
住宅や施設の火災では早期消火に努めます。
また林野火災などの大規模な火災に際しては、近隣の消防団と協力して活動します。
救助活動
火災や自然災害の発生直後の初動機に、地域と緊密な連携を図り、災害現場や倒壊家屋などの現場で人命救助・避難誘導を行います。
水防活動
台風や豪雨などの風水害の際は、河川の水位の警戒、土のうづくり・土のう積みのほか、排水・浸水防止などに迅速に対応します。
平常時の活動
防火啓発活動
火災予防などに関心を持ってもらうため、イベントでの呼びかけやパンフレット配布などの活動を行っています。
救命講習会
事故や急病の発生時に、救急車が到着するまでの素早い応急手当や、AEDの使用方法などを指導する講習会などを行います。
住宅防火訪問
地域の防災意識の向上を目指し、各家庭を訪問して、防火指導などの啓発活動を行っています。
報酬について
「出動報酬」と「年額報酬」
- 災害活動や訓練に出動した際の「出動報酬」と,階級に応じて年額で支払われる「年額報酬」があります。
- 支給額は地域の事情により同じ額ではありませんが,総務省消防庁では消防団員の報酬等の処遇について適切なあり方を定期的に検討し,標準的な基準を定められています。
- お住いの地域の報酬額については,各市町消防団担当課へお問い合わせください。
退職時には,退職報償金が支給されます
- 消防団員が退職した場合,階級と勤務された年数に応じて市町から支給されます。
消防団に関するQ&A
Q. 消防署とどう違うの?
消防署は常勤職員(消防職員)が業務に専念するのに対し,消防団員は各自の職業に就きながら災害時などに活動します。
Q. 災害時にどんな活動をするの?
消火活動や救助活動をはじめ,風水害の際は、河川の水位の警戒や土のう積みなど様々な災害対応を行います。
Q. 仕事をしていてもできるの?
できます。
消防団員は通常各自の職業(会社員・自営業など)に就きながら,災害時の活動,平時の訓練,予防広報などに従事します。
Q. 女性も入団できるの?できる活動は?
現在,約2万8千人の女性消防団員が全国で活躍しています。
高齢者世帯への防火訪問や児童への防火教育,広報活動などで活躍しています。
また,お住いの市町によって女性消防団員の活動は様々であり,災害時の避難所運営支援や火災現場での後方支援,救急・救命活動,男性団員と同じように消火活動を行う地域もあります。それぞれの市町の女性団員の役割については,各市町の担当課にお問い合わせください。
<参考情報>
Q. 訓練などはいつ行っているの?
仕事が休みの週末や平日の仕事が終わった後に集まって訓練などを行っています。
Q. 学生も入団できますか?
市町村の条例に定める年齢に応じて入団できます。
一般的には、条例で18歳以上を要件としており,実際に大学生・専門学校生の消防団員も活発に活動しています。
学生消防団員については,学生消防団活動認証制度を導入している市町もあります。
この学生消防団活動認証制度において発行される証明書は,就職活動の自己PRなどで活用できるもので,学生の活動意欲の向上を期待して導入されているものです。
広島県と包括的連携協定を締結している三井住友海上火災保険株式会社は,この制度の趣旨に賛同しており,採用時に社会貢献活動の1つとして評価をするとのことです。他にも,この証明書について考慮してもらえる企業はあると聞いているので,この制度がある市町の消防団に所属している学生については,積極的に当該制度を活用してください。
なお,それぞれの市町が学生消防団員の制度を導入しているかどうかについては,各市町の担当課にお問い合わせください。
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