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令和5年度臓器移植等推進功労者知事感謝状贈呈式を行いました

印刷用ページを表示する掲載日2023年11月14日

要旨

臓器移植及び造血幹細胞移植の推進や普及啓発についての功績が顕著である者(団体)に対して感謝状を贈呈し、その労苦に報いるとともに、移植医療関係者の士気の高揚を図ることにより、移植医療のより一層の推進を図る。

贈呈日

令和5年10月26日(木曜日)

贈呈者(敬称略)

 

令和5年度臓器移植等推進功労者(個人)

区分

氏 名

職 種

選 考 理 由 等

臓器提供協力

河岡 友和

医師

〇 平成18年に広島大学病院に勤務し、肝疾患を主な対象として、診療、研究、教育に従事しており、これまで、肝移植症例約200例(急性肝不全4例、慢性肝不全196例;生体肝移植163例、脳死肝移植37例;肝癌合併77例)に肝臓内科医として、肝移植の適応判断、術前の血液浄化療法を含む全身管理、抗肝炎ウイルス療法、ドナーの選定などを中心として肝移植医療に携わってきた。

〇 現在、日本消化器病認定消化器専門医・指導医、日本肝臓学会認定肝臓専門医・指導医として、経験豊富で幅広い見識を有しており、特筆すべきは、移植認定医も内科でただ一人、取得しているところである。肝移植医療における内科・外科の連携、周術期管理、後進の指導において、肝臓内科医として、今後の活躍も大いに期待されていることから、県内における臓器移植医療に多大な貢献をしているといえる。

造血幹細胞移植推進活動

藤井 輝久

医師

〇 広島大学病院輸血部に在籍すること25年余であり、大変長きにわたり、本学病院全体の輸血・細胞療法管理業務を担ってきた。

〇 これまでに広島大学病院輸血部を介して輸血・細胞治療の支援が行われてきた肝、腎移植はそれぞれ数十件、同種造血幹細胞移植件数は約450件にのぼる。

〇 このように広島県における質の高い輸血医療及び移植医療の実現を果たしてきたことから、県内における造血幹細胞移植の推進に多大な貢献をしているといえる。

溝口 洋子

医師

〇 平成15年に広島大学医学部を卒業後、小児科医としての研修を経て、平成20年から本院に勤務している。研修医時より小児血液・がん患者の診療に携わってきた経緯を持つ。

〇 これまで、小児血液・がん患者、原発性免疫不全症患者に対して50例近くの造血幹細胞移植を実施しており、特に、留学先から帰国した令和2年4月以降において、患者の主治医として造血幹細胞移植を実施するとともに骨髄バンクドナーからの骨髄採取にも携わってきたことから、県内における造血幹細胞移植の推進に多大な貢献をしているといえる。

普及啓発活動

菊地 由利子

ひろしまドナーバンク普及啓発出前授業講師

〇 当時2歳の長女が拘束型心筋症と診断され、移植が必要となる病の治療の厳しさ、日本で移植を待つ困難さ、問題点など、身をもって痛感し、その経験から、平成27年3月より公益財団法人ひろしまドナーバンクの普及啓発事業の一環として、県内の学校や企業に対して、自らの体験を通し、日本での移植医療の現状や、意思表示の必要性、臓器移植の素晴らしさなどを伝える活動を行い、県民意識の向上に顕著な功績があったといえる。

 

 

贈呈式の様子

記念写真

贈呈要領・贈呈基準

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