てんかん地域診療連携体制整備事業について
● てんかんは,けいれんや意識消失などの発作を繰り返す脳の慢性疾患です。
国内の患者数は約100万人といわれています。
● てんかん発作には,けいれんだけでなく,いろいろなタイプがあり,
どの年齢層でも発症しうる病気です。
このため,担当する診療科も小児科,神経内科,神経精神科,脳神経外科など
数多くの診療科により担われてきた経緯があります。
● その結果,どの医療機関がてんかんの専門的な診療をしているのかなど,
患者ばかりでなく,一般の医師へのてんかん診療に関する情報提供等の
体制が十分ではなく,地域において,てんかん患者が専門医療に
結びついていないとの指摘があります。
● このため,広島県では,てんかん診療連携体制の整備を図ることを目的として,
広島大学病院(てんかんセンター)を「てんかん支援拠点病院」に指定し,
拠点病院を中心に,地域診療ネットワークの構築,患者・家族の相談窓口の設置,
てんかんに関する正しい理解の普及啓発等の取組を行っています。
広島県指定 てんかん支援拠点病院
● 広島大学病院てんかんセンター(〒734-8551広島市南区霞1-2-3)
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てんかん支援拠点病院の業務
1 てんかん患者及びその家族への専門的な相談支援及び治療
2 県内の医療機関等へのてんかん治療等に関する助言・指導
3 関係機関(医療機関,精神保健福祉センター,保健所(センター),市町,
福祉事務所,公共職業安定所等)との連携・調整
4 てんかん治療医療連携協議会の運営,データ等の集計・整理・分析
5 医療従事者,関係機関職員,てんかん患者及びその家族等に対する研修の実施
6 てんかん患者及びその家族や県民に対する普及啓発
【てんかん支援拠点病院とサンフレッチェ広島のコラボ企画】
広島大学病院てんかんセンターは,2016年から,サンフレッチェ広島と
コラボレーションをして,てんかん疾患の啓発活動に取り組んでいます。
令和4年3月26日には,サンフレッチェ広島の森崎浩司アンバサダーと
広島大学病院の飯田幸治てんかんセンター長との対談が行われました!
その様子が,『サンフレッチェ広島コラボ企画』のページからご覧いただけます。
『サンフレッチェ広島コラボ企画』のページはこちら (←クリック)