難病の方の災害への備え
目次
1 災害情報の入手 2 災害伝言ダイヤル 3 避難所等の確認 4 災害時の協力者の確保
5 災害時・緊急時の持出リスト 6 早めの避難 7 災害時支援手帳(デジタル版)
8 在宅人工呼吸器装着者災害時対応システム 9 関連情報
難病の方の災害への備え
地震や台風、豪雨等による災害は、いつ発生するか分かりません。
病状や治療状況によって、自力での避難が困難な場合や人工呼吸器等の電源の確保など、それぞれ準備することは異なります。
事前にどのように準備をするか、災害時にどのように行動するかを、家族や主治医、関係者の方々と相談しておくことが大切です。
1 災害情報の入手
自宅や周辺の災害の危険性を、市町ホームページや広島県「みんなで減災」はじめの一歩で、あらかじめ把握しておきましょう。
また、自治体の防災情報メールに登録するなど、災害に関する情報が得られやすいように備えましょう。
広島県「みんなで減災」はじめの一歩
(ハザードマップの見方や災害の危険個所を分かりやすく伝えるポータルサイトです。)
広島県「マイ・タイムライン(自らの防災行動計画)をつくろう!」
(災害発生時の避難行動等のタイムラインが簡単に作成できます。)
2 災害伝言ダイヤル(171)
災害発生時は、電話がつながりにくい状態になるため、災害時の連絡方法や家族の安否確認の方法を決めておきましょう。
また、災害伝言ダイヤルや携帯会社による災害伝言サービスを確認しておきましょう。
災害伝言ダイヤル(171) (PDFファイル)(131KB)
3 避難所等の確認
地震や洪水など、災害の種類に応じて、市町ごとに指定緊急避難所等が指定されています。
避難所のほか、親戚や知人宅も含めて、事前に安全な避難場所を決めておきましょう。
4 災害時の協力者の確保
安否確認や関係機関へ連絡してくれる支援者(親戚や知人、近隣、町内会、民生委員など)を見つけておきましょう。
また、お住いの市町の窓口で、「避難行動要支援者」として登録しておきましょう。
5 災害時・緊急時の持出リスト
最低限必要なものは、いつでもすぐに持ち出せるように、リュック等にまとめて、分かりやすいところに置きましょう。
必要な物品は、人によって違います。家族や関係者と一緒に、緊急時の持出リストを確認しましょう。
緊急時の持出リスト(例) (PDFファイル)(176KB)
6 早めの避難
避難時に支援が必要な方、避難行動に時間を要する方は、自治体等からの避難情報・避難指示等を参考に、避難行動を開始してください。
身の危険を感じたら、避難情報を待たず、自主的に避難を開始してください。
早めの避難(警戒レベル) (PDFファイル)(203KB)
7 災害時支援手帳(デジタル版)
避難行動が困難な方や医療依存度の高い方が、大規模地震や風水害等の災害に備えるものとして、「災害時支援手帳」に情報をまとめています。
・患者氏名 ・病名(病歴,治療歴) ・関係機関の連絡先 ・医療機関名 ・主治医名 ・使用薬剤等 |
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手帳内容はこちら 災害時支援手帳 (PDFファイル)(1.76MB)
印刷方法はこちら 印刷方法 (Wordファイル)(3.69MB)
※A6サイズ、A5サイズ、A4サイズごとに印刷方法を記載しています。
※印刷の設定方法は、プリンターによって異なります。
8 在宅人工呼吸器装着者災害時対応システム
広島県にお住まいで、在宅で人工呼吸器を使用し、療養されている方を対象とした、登録制システムです。
事前に各関係機関へ情報を提供することで、予測できる停電の事前連絡や突発的な停電の復旧連絡、救急病院への搬送などがスムーズに行えるように支援を行います。
(大規模災害の場合には対応できないことも十分推測されますので、その旨を御理解をいただいた上で、登録してください。)
詳しくはこちら 難病対策センター https://cidc.hiroshima-u.ac.jp/about/system.html
9 関連情報
❖内閣府 個別避難計画作成モデル事業
医療機器が必要な人と家族のための災害時対応ガイドブック
❖国立成育医療研修センター
医療機器が必要な子どものための災害支援マニュアル
❖公益社団法人 日本小児科学会
災害時の小児に対する支援において参考となる資料
❖一般社団法人 日本小児看護学会
災害に関連する子どもと家族の支援のための情報
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