井戸水などを飲用している皆様へ

1　施設は清潔に

　井戸などの水源については、その周辺を清潔にして、水が汚染されないようにしましょう。
　特に、水源周辺にごみや液体（油・農薬など）を捨てないことはもちろん、動物が立ち入って排せつすることがないよう、防護措置を講じてください。

2　水質検査で安全確認を

（１）　井戸を新設した場合の検査

　健康被害を出さないためにも、飲用使用される前に【水質検査項目及び基準値】の表中の「新設」に係る●印の項目（３８項目）について必ず水質検査を行い、基準に適合していることを確認しましょう。
　また、消毒を行っている場合や周辺の状況から検査を行う必要があると考えられる場合には、必要に応じて項目を追加して水質検査をしてください。（詳しくは、ダウンロードの項目に添付した「飲用井戸等衛生対策要領の留意事項について」を参照してください。）
　なお、検査の結果、基準に適合しない項目があった場合には、その対策などについて、井戸設置場所の市役所・町役場の担当課または広島県西部保健所生活衛生課（井戸の設置場所が安芸郡４町、安芸太田町の場合） (Excelファイル)(29KB)に必ず相談してください。

（２）　定期の水質検査

 ・ 毎日の検査　：　色・濁り・臭い・味に異常がないか確認しましょう。 
 ・ 1年以内ごとに1回の検査　：　水質基準項目のうち、次の１１項目について、1年に1回以上、定期的に水質検査をしましょう。　また、周辺の状況等から検査を行う必要がある項目についても水質検査をしてください。

　１）一般細菌、２）大腸菌、３）亜硝酸態窒素、４）硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素、
　５）塩化物イオン、６）有機物、７）Ｐｈ値、８）味、９）臭気、１０）色度、１１）濁度

　なお、広島県内では過去に、地質由来と考えられるヒ素・フッ素・鉄・マンガンなどが水質基準値を超えて検出される事例が散見されています。
　過去にこうした項目を検査されていない場合は、早期に検査をしましょう。 

（３）　臨時の検査

　毎日の検査で異常を認めたときは、すぐに井戸設置場所の市役所・町役場の担当課または広島県西部保健所生活衛生課（井戸の設置場所が安芸郡４町、安芸太田町の場合）に相談して、【水質検査項目及び基準値】の表中の必要な項目について水質検査をしましょう。

水質検査項目及び基準値 (Excelファイル)(13KB)

3　水質の異常が判明したときは

 ・ 利用者が水質の異常に気づいたときは、管理者（又は設置者）に知らせる。飲用停止の周知は、管理者が行う。

 ・ 井戸設置場所の市役所・町役場の担当課または広島県西部保健所生活衛生課（井戸の設置場所が安芸郡４町、安芸
　  太田町の場合）に相談してください。

 ・ 原因を調査し、原因を取り除いた後は、水質検査を実施して安全を確認してから使用してください。

4　衛生管理，水質検査の問い合わせ先

　井戸水の衛生管理等については、井戸設置場所の市役所・町役場の担当課または広島県西部保健所生活衛生課（井
   戸の設置場所が安芸郡４町、安芸太田町の場合）に相談してください。

　水質検査は、厚生労働大臣の登録を受けた検査機関で受検してください。広島県内にある機関は次のとおりです。（令和５年10月１日現在）

注）検査に要する費用等は、各検査機関に直接お問い合わせください。

　県では「広島県飲用井戸等衛生対策推進要領」を定めて市町等と協力しながら飲料水の衛生確保に努めています。井戸等設置者の皆さんの御協力をお願いします。

ダウンロード

広島県飲用井戸等衛生対策推進要領 (PDFファイル)(168KB)

飲用井戸等衛生対策要領（国要領） (PDFファイル)(106KB)

飲用井戸等衛生対策要領の留意事項について (PDFファイル)(97KB)

飲用井戸の水質検査・衛生管理に係る相談窓口（R30630現在） (Excelファイル)(32KB)