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スギヒラタケの摂食に注意!!

印刷用ページを表示する掲載日2020年9月11日

新潟県,山形県及び秋田県等において,平成16年9月以降,急性の脳症を疑う事例が発生していることがわかりました。
発症者は,腎機能が低下している中・高齢者の方で,発症前に「スギヒラタケ」を摂食していました。
【厚生労働省通知】急性の脳症を疑う事案の発生について(PDFファイル)

原因究明のための調査研究では,スギヒラタケの成分が関係して急性脳症が起きるのではないかと考えられる成果が得られています。スギヒラタケの安全性が確認されるまでは,念のため,腎機能の低下していない方も含め,スギヒラタケの摂食を控えてください。

スギヒラタケ

スギヒラタケは,地方によって違う名前で呼ばれている場合があります。
スギヒラタケとは知らずに食べている可能性がありますので,注意してください。
スギヒラタケの写真です
(提供:社団法人 農林水産技術情報協会)
全体が白色。傘は円形から扇形に生長し,ふちの部分は内側に巻き込むことが多い。柄はほとんどない。ひだの並び方は密,中ほどが枝分かれする。

特徴

  • 発生時期:夏~秋
  • 発生場所:スギ,マツなどの針葉樹の倒木や古株に群生する

症状

腎臓に疾患のある人を中心に急性脳症を起こす。原因不明の中枢神経障害で,発症初期には脚の脱力感やふらつき,さらに数日経つと,筋肉の不随意運動が出現,その後急速に麻痺や全身性の痙攣,意識障害を起こし,脳浮腫が進行し,死亡する。
主な症状は意識障害,不随意運動,上肢振戦,下肢脱力。

間違えやすいキノコ

ヤキフタケ

<参考>
 スギヒラタケに関するリスクプロファイル(厚生労働省ホームページ)
 スギヒラタケ(林野庁ホームページ)
 スギヒラタケは食べないで!(農林水産庁ホームページ)

誤って毒キノコを食べてしまったら

  • キノコを食べて異常を感じた場合は,すぐに医療機関で診察を受けてください。
  • 食べ残しのキノコを持参すると,治療の参考になります。

<参考> 毒キノコによる食中毒にご注意を!

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