令和4年度広島県の水道の現況
令和4年度広島県の水道の現況について
水道の種類
水道は、水道法により次のように分類されています。また、水道事業は、原則として市町営で独立採算を基本としています。
水道事業
一般の需要に応じて水道により水を供給する事業で、計画給水人口101人以上のもの
・上水道事業・・・計画給水人口5,001人以上の水道事業
・簡易水道事業・・・計画給水人口5,000人以下の水道事業
水道用水供給事業
水道事業にその用水(水道水)を供給する事業
専用水道
社宅、団地など101人以上の居住者に水を供給する自家用の水道、または、生活の用に供する水の供給能力が、一日あたり20立方メートルを超える水道
水道の普及状況
水道は、私たちの快適な暮らしや都市の諸活動を支える大切な施設です。
令和5年3月末現在、県民276.1万人中262.8万人(95.2パーセント)の人々が水道を利用しています。
全国の水道普及率 令和4年3月末 (PDFファイル)(125KB)
上水道の水源別取水状況、浄水方法別浄水量、用途別給水量
県内の上水道では1日当たり83万トンの水を取水しています。このうち、河川からの取水量(ダム及び自流)は57万トンで、その割合は68パーセントを占めています。
浄水方法については、大規模な浄水場では原水水質やろ過池の面積などの関係から、主に急速ろ過が採用されています。
給水量は,1日当たり80万トン、1人当たりにすると約308リットルが供給されています。漏水などを除く76万トンが蛇口まで届けられており、このうち76パーセントに当たる58万トンが生活用水として使用されています。
水は限りある貴重な資源です。大切に使いましょう。
水道水が届くまで
水道水は、河川水や地下水を水源とし、浄水場で浄化された後、水道管を経由して各家庭や事業所などに配られ,蛇口から給水されています。水源から家庭までの水の流れる各段階で厳しい施設管理や水質検査などが行われています。
水道の原水は、できる限りきれいな水源を求める必要がありますが、近年、河川や湖沼などの水質汚染が進み、原水の水質が悪くなっています。水質管理の強化や施設整備などによる浄化への努力も続けられていますが、私たちが川や湖などの水を汚さないようにすることも大切です。
水道の水質基準など
水道水は直接人の健康に関わるため、常に安全でなければなりません。このため、水源から浄水場、さらに家庭の給水栓に至る水道水の水質が安全かどうかは、定期的な水質検査により厳しくチェックされています。
水質基準(51項目)、水質管理目標設定項目(27項目) (Excelファイル)(15KB)
水道料金
水道事業は、水道を利用する人からの料金で施設を建設し経営していくという考え方から、独立採算を基本としています。水道事業者は常に経費の節減と効率的な業務による健全な経営に努めていますが、建設単価やコストの上昇に伴ってある程度の料金改定が必要となります。また、水道事業者ごとに料金も異なります。
上水道の耐震化の状況
令和4年度時点における県内の水道施設の耐震化の状況は、基幹的な水道管で35.6パーセント、浄水施設43.1パーセント、配水池66.7パーセントで、上水道の耐震化は依然として低い状況にあります。
令和4年度水道事業における耐震化の状況 (PDFファイル)(870KB)
広島県の水道の現況
令和4年度広島県の水道の現況 目次、第1章 (PDFファイル)(2.93MB)
令和4年度広島県の水道の現況 第2章(上水道、水道用水) (PDFファイル)(1.02MB)
令和4年度広島県の水道の現況 第3章(簡易水道) (PDFファイル)(163KB)
令和4年度水道の現況 第4章(専用水道) (PDFファイル)(255KB)
令和4年度広島県の水道の現況 第5章(その他) (PDFファイル)(397KB)
※令和4年度以前のものをご覧になりたい場合は、次のリンク先より検索できます。
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/6/1169009123127.html
広島県行政情報提供システム(資料検索)
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