在宅酸素療法を受けている患者さん・ご家族・周囲の方々へ
印刷用ページを表示する掲載日2021年8月24日
在宅酸素療法時は,たばこ等の火気の取扱いにご注意ください
酸素は,燃焼を助ける性質が強いガスであり,火を近づけると大変危険です。
在宅酸素療法に使用する酸素濃縮器,液化酸素及び酸素ボンベ(以下「酸素濃縮装置等」という。)の使用中に,喫煙等が原因と考えられる火災により患者が死亡するなどの事故が発生しています。
酸素濃縮器等は適切に使用すれば安全な装置ですので,火気の取扱いについて次の点を十分に理解してご使用ください。
<在宅酸素療法を受けている患者さんやそのご家族,周囲の方々にご注意いただきたい事項>
・高濃度の酸素を吸入中に,たばこ等の火気を近づけるとチューブや衣服等に引火し,重度の火傷や住宅の火災の原因となります。
・酸素濃縮器等の使用中は,装置の周囲2メートル以内には,火気を置かないでください。
・特に,喫煙に関連した火災事例が多く発生しています。患者さんはもちろんその周りの方も,酸素吸入中は,絶対にたばこを吸わないでください。
・火気の取扱いに注意し,取扱説明書どおりに正しく使用すれば,酸素が原因でチューブや衣服等が燃えたり,火災の原因になったりすることはありません。医師の指示どおりに安心して治療を受けてください。
・また,治療を受けている患者さんへのご理解をよろしくお願いします。
情報提供
厚生労働省通知
在宅酸素療法における火気の取扱いについて(注意喚起及び周知依頼)(平成22年1月15日)
参考
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