安芸灘諸島連絡架橋
安芸灘諸島連絡架橋とは・・・
広島県呉市川尻町と、その南東に位置する安芸灘諸島を8つの橋梁で結ぶ計画です。
安芸灘諸島は、温暖で風光明媚な自然環境に恵まれており、柑橘類の生産や漁業が盛んに行われており、県民の浜など観光スポットも点在しています。
広島県では当地域の交通体系の整備を通じて、産業の振興、医療、教育及び文化などの生活環境の整備を進め、島しょ部住民の利便性の向上と定住基盤の整備を図るため、安芸灘諸島連絡架橋(1~8号橋)の建設を進めています。
また、当地域は、広島県の呉地方拠点都市地域・景観指定地域に指定されており、瀬戸内海特有の豊かな多島美を生かした観光開発の促進にも力を入れています。
1号橋(安芸灘大橋)
安芸灘諸島連絡架橋の事業概要
総延長:約5,300メートル(8橋)
区間:本土~下蒲刈島~上蒲刈島~豊島~大崎下島~岡村島~大崎上島
これまでの整備状況は・・・
これまでに、1号橋(安芸灘大橋)と3号橋(豊島大橋)が開通し、8つの橋梁のうち7つ(1~7号橋)が供用しています。
橋梁名 | 事業期間 | 橋長 | 幅員 | 県道名/農道 |
---|---|---|---|---|
1号橋 安芸灘大橋 | 平成元年度~平成11年度 | 1,175m | (12.7) 6.0m | (一)下蒲刈川尻線 |
2号橋 蒲刈大橋 | 昭和47年度~昭和54年度 | 480m | (8.0) 5.5m | 農道 |
3号橋 豊島大橋 | 平成11年度~平成20年度 | 903m | (9.85) 6.0m | (一)豊浜蒲刈線 |
4号橋 豊浜大橋 | 昭和62年度~平成4年度 | 543m | (8.0) 5.5m | 農道 |
5号橋 平羅橋 | 平成4年度~平成7年度 | 99m | (8.0) 5.5m | 農道 |
6号橋 中の瀬戸大橋 | 平成7年度~平成10年度 | 251m | (8.0) 5.5m | 農道 |
7号橋 岡村大橋 | 平成4年度~平成7年度 | 228m | (8.0) 5.5m | 農道 |
8号橋 | - | - | - | 未定 |
1号から7号橋の供用による整備効果は・・・
- 橋での通行は天候の影響を受けにくく24時間利用できるため、通勤通学や買い物・レジャーなどが大変便利になります。
- 急病人がでた場合でも、時間にかかわらず本土の大きな病院に行けるので、島の人々の暮らしが安心で便利になります。
- 島しょ部では農業(みかん)や漁業が盛んです。架橋により、出荷が安定し輸送時間の短縮による鮮度の確保が可能となり、産地イメージの向上に結びつきます。
- 人々の行き来する機会が今までよりもずっと増えるので、地域の活性化や観光産業の振興にも大きく役立ちます。
- 隣の島や本土にも気軽に行け、人々のつながりがいっそう深まります。このため、地域の文化や経済交流などが活発になり、社会生活の充実や拡がりに大きな期待がよせられます。
1号橋-安芸灘大橋
- 平成元(1989)年度に事業着手した当路線は、平成12(2000)年1月18日に開通しました。
事業概要
安芸灘大橋は、呉市川尻町小仁方一丁目の一般国道185号から猫瀬戸を渡海し、呉市下蒲刈町下島字見戸代の一般県道見戸代大地蔵線に至る延長約2.7キロメートルの路線で安芸灘諸島連絡架橋のうち、本土と離島を結ぶ1号橋として位置づけられています。
路線名: | 主要地方道 下蒲刈川尻線 |
---|---|
事業主体: | 広島県、広島県道路公社 |
区間: | 呉市下蒲刈町下島字見戸代~呉市川尻町小仁方一丁目 |
延長: | 約2.7キロメートル |
橋梁形式: | 3径間2ヒンジ吊橋 |
橋長・支間割: | 1,175メートル(255メートル+750メートル+170メートル) |
幅員: | (取付道路部)全幅10.0メートル 車道部6.0メートル(2車線) |
料金に関することは・・・
広島県道路公社HPTEL:082-504-7533(代表)
3号橋-豊島大橋
- 平成11(1999)年度に事業着手した当路線は、平成20(2008)年11月18日に開通しました。
事業概要
豊島大橋は、呉市豊浜町豊島と呉市蒲刈町大浦を結ぶ一般県道豊浜蒲刈線の橋梁で、安芸灘諸島連絡架橋の3号橋に位置付けられています。
路線名: | 一般県道豊浜蒲刈線 |
---|---|
事業主体: | 広島県 |
区間: | 呉市豊浜町豊島~呉市蒲刈町大浦 |
延長: | 約3.8キロメートル |
橋梁形式: | 単径間吊橋 |
橋長: | 903m |
幅員: | 全幅9.85メートル 車道部6.0メートル(2車線) |