阿賀マリノ大橋(あがまりのおおはし)
印刷用ページを表示する掲載日2024年7月31日
諸元
路線 | 臨港道路(阿賀マリノポリス線) |
---|---|
所在地 | 呉市阿賀中央2丁目~呉市阿賀南7丁目 |
完成 | 平成23年3月26日 |
橋長 | 710.0m |
最大支間長 | 133.0m |
設計荷重 | B活荷重 |
上部工形式 | 7径間連続鋼床版箱桁ラーメン橋 |
最大桁高 | 5.6m |
有効幅員 | 11.5m |
車道幅員 | 7.0m |
歩道幅員 | 3.5m |
桁下高さ(航路) | 15.6m |
管理者 | 呉市 |
呉地域の物流を支える橋は深い基礎によって支えられる
阿賀マリノ大橋は,呉港阿賀地区に建設される「阿賀マリノポリス」と,東広島呉道路及び国道185号に接続し,内陸部の工業団地で生産された工場製品や,マリノポリスから陸揚げされる貨物など,物流の効率化と円滑化を図るために建設された橋である。
架橋地点は黒瀬川の河口付近であり,海底には軟弱層が-80m以下にまで堆積していたため,90m近い深さの基礎杭を打ち込まなければならず,施工性・経済性の面で課題があった。
このため,-50m付近に確認された中間砂礫層が支持層となりうるかについて,大掛かりな載荷試験を行なった結果,中間層を支持層とすることは可能と判断され,杭長短縮による工期縮減とコスト削減が図られた。
下部工と上部工の剛結部については,橋脚から伸びるH型鋼を延長させ結合させる,新たに開発された工法を採用することによって,軟弱地盤上の橋梁における高い耐震性能を確保している。
この道路の開通により,現道の大型交通量が減少し,騒音・振動が軽減されるなど,沿道環境が改善された。また,東広島呉道路が全線開通されれば,山陽自動車道とも直結されることとなり,さらなる市場の拡大や経済効果が発現されるものと期待されている。
受賞履歴
- 平成22年度全建賞(港湾部門)
位置図
アクセス情報
電車
- JR呉線安芸阿賀駅より,徒歩約1km
お車
- 東広島呉道路阿賀ICより,約1km,約3分