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祝橋(いわいばし)

印刷用ページを表示する掲載日2024年7月31日

祝橋 

県管理道路の鋼橋最高齢

 生まれは現在の広島市安佐北区可部の太田川,歳は大正10(1921)年生まれの93歳(平成26年現在)。

 当時の金額で13万4千円余りで完成したという旧姓「太田川橋」は,極めて格調高くモダンなことであったろうし,以降40年余りこの地域の発展に大きく貢献してきたはずである。

 しかし転機は突然訪れ,河川改修による架け換えの必要が生じた昭和32年,一度はその生涯を終えるやに思われたものの,三次市の江の川に架かる木造吊橋であった旧祝橋の架け換えに伴い,移設によって新しい「祝橋」へと生まれ変わるのであった。

 それからさらに時は流れ,気がつけば県管理道路の鋼橋では最高齢となっていたのであるが,大正・昭和・平成と3つの時代を生き抜いてきた「長老」は,これからも現役として三次市と鋼橋の発展を,じっと見守り続けるのである。 

位置図

アクセス情報

電車

  • JR三江線尾関山駅より,徒歩約300m

お車

  • 中国縦貫自動車道三次ICより,約4km,約10分

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