京橋(きょうばし)
印刷用ページを表示する掲載日2015年3月11日
諸元
路線 | 広島市道(旧西国街道) |
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所在地 | 広島市南区京橋町~広島市中区橋本町(京橋川) |
完成 | 昭和2年8月3日(供用開始) |
橋長 | 64.5m |
最大支間長 | 27.5m |
上部工形式 | 3径間ゲルバー鋼鈑桁橋 |
有効幅員 | 8.0m |
管理者 | 広島市 |
被爆の惨劇を乗り越え今も現役の橋
京橋は,広島城下の西国街道に架かる橋として,同じ街道筋の猿猴橋とともに古くから交通の要衝であった。
現在の橋は,昭和元年7月より工事に着手し,当時の金額で7万円をかけ,翌2年8月に完成したものである。
一見すると,コンクリート橋のようにも思えるが,実際は鋼鈑桁の橋であり,5主桁のうち外桁の外面をコンクリートで被覆して,石造りの高欄や親柱との調和を図っているためと考えられる。
同時期に建設された猿猴橋のように,豪華な装飾品こそなかったものの,開通式には数千人の見物人が訪れたとされ,いずれ劣らぬ偉観を誇ったとされる橋である。
その橋も,あの日の惨劇に遭うこととなったが,これを乗り越え,戦後70年を経過した今でも当時の姿を保っており,平成23年度には「被爆に耐えた装飾的橋梁」として,猿猴橋とともに土木学会において土木遺産に選奨されたのである。
位置図
アクセス情報
電車
- JR広島駅南口より,徒歩約600m