大芝大橋（おおしばおおはし）
印刷用ページを表示する掲載日2015年3月11日
諸元
| 路線 | 農道小松原大芝線 |
|---|---|
| 所在地 | 東広島市安芸津町～東広島市安芸津町大芝島 |
| 完成 | 平成９年１０月２２日（供用開始） |
| 橋長 | ４７０．０ｍ |
| 最大支間長 | ２１０．０ｍ |
| 設計荷重 | ２等橋 ＴＬ－１４ |
| 上部工形式 | ３径間連続ＰＣ斜張橋 |
| 塔の高さ | （本土側）６５．１４ｍ （大芝側）７０．８１ｍ |
| 有効幅員 | ５．０ｍ |
| 車道幅員 | ４．０ｍ |
| 桁下高さ（航路） | １８．０ｍ |
| 管理者 | 東広島市 |
ＰＣ技術の可能性に挑んだ優美な斜張橋
大芝大橋は，広島県の「大芝地区農林漁業用揮発油税財源身替農道整備事業」により，本土と大芝島との間に架けられた橋である。
主橋梁部のＰＣ３径間連続斜張橋は，この形式としては国内第９位の規模を誇るものである。
また，主桁断面形状は桁高１ｍの超スレンダーなエッジガーダー形式とし，高強度コンクリートを使用したプレキャストブロック架設工法を採用しており，これらはいずれも我が国の長大ＰＣ斜張橋としては初の採用となるものであった。
スレンダーな桁の採用による荷重の軽減により，斜材・主塔など橋梁全体が軽量化されたほか，剥離流相互干渉効果を有効に活用した「ブラントフェアリング」という構造を新たに開発・採用したことにより，経済性はもとより耐震性・耐風安定性を大幅に向上させるとともに，海や島に調和する優れた景観を創造している。
本橋で採用した様々な試みは，同時期に施工された平羅橋とともに，ＰＣ斜張橋の建設技術の発展に大きく貢献するものとなっている。
受賞履歴
- 平成９年度 土木学会 田中賞（作品部門）
位置図
アクセス情報
バス
- ＪＲ呉線安芸津駅より，芸陽バスにて大芝線「黒地」バス停下車，徒歩２００ｍ
お車
- 東広島呉自動車道下三永福本ＩＣより，約１９ｋｍ，約４０分