岡村大橋(おかむらおおはし)
印刷用ページを表示する掲載日2024年7月31日
諸元
路線 | 大崎下島広域農道 |
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所在地 | 呉市豊町(中の島)~愛媛県今治市(岡村島)(戸町瀬戸) |
完成 | 平成7年8月29日 |
橋長 | 228.0m |
最大支間長 | 183.0m |
設計荷重 | 1等橋 TL-20 |
上部工形式 | ニールセンローゼ橋(バスケットハンドル型) |
アーチライズ | 28.0m |
有効幅員 | 8.0m |
車道幅員 | 5.5m |
歩道幅員 | 1.5m |
桁下高さ(航路) | 21.5m |
塗装色 | ライトグレー |
管理者 | 呉市,今治市 |
県境を跨いでつなぐ安芸灘オレンジライン
岡村大橋は,広島県と愛媛県の「大崎下島地区広域営農団地農道整備事業」により架設した橋であり,安芸灘諸島連絡架橋としては,本州より数えて7番目の橋となる,通称「安芸灘7号橋」である。
また,我が国で唯一の海上で県境を跨ぐ農道橋,「安芸灘オレンジライン」の橋である。
架橋地点は,瀬戸内海国立公園の区域内であることから,国立公園法に基づく綿密な協議を行なった結果,特に,橋梁形式については周辺の景観に調和すること,鋼橋とする場合には瀬戸大橋と同色とすることが条件となった。
このため,上部工形式については,周辺の島々がお椀を伏せたような形をしていることから,内海大橋でも採用された,バスケットハンドル型のニールセンローゼ橋として調和を図った。また,色彩は条件によりライトグレーとした。
下部工は,航路への影響を避けるため,中の島側には橋脚を設けず,1橋脚2橋台とした。
架設は,架橋個所が離島であり,資機材がすべて海上輸送となること,定期航路の封鎖を最小限とすることなどから,フローティングクレーン船による一括架設工法で行なった。
位置図
アクセス情報
お車
- 東広島呉自動車道阿賀ICより,安芸灘大橋有料道路経由,約35km,約75分