瀧山峡大橋(たきやまきょうおおはし)
印刷用ページを表示する掲載日2024年7月31日
諸元
路線 | 一般国道186号 |
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所在地 | 山県郡安芸太田町(温井ダム) |
完成 | 平成9年 |
橋長 | 369.0m |
最大支間長 | 230.0m(アーチ支間) |
設計荷重 | 一等橋 TL-20 |
上部工形式 | 上路式ブレースドリブアーチ橋 |
アーチライズ | 39.0m |
有効幅員 | 9.0m |
車道幅員 | 6.0m |
歩道幅員 | 2.0m |
管理者 | 広島県 |
IT時代の安全管理の先駆け
瀧山峡大橋は,我が国第2位の規模を誇るアーチ式ダム「温井ダム」の建設により水没する,国道の付替道路の一部として建設された橋であり,上路式ブレースドリブアーチ橋としては,建設当時我が国最大となるものであった。
架橋地点は,瀧山峡中の深いV字渓谷であり,架設工法は,ケーブルクレーンタイバック式斜吊工法を採用した。
本橋では,部材検査や仮組立検査および架設形状管理における信頼性と省力化を図るため,最新の3次元形状計測システムを使用した。
また,各架設段階における安全確保のため,斜吊ケーブルの緊張状態・橋脚の傾斜の状態・架橋地点の風速などを常時観察する集中管理計測システムを新たに開発して併用した。
これまでの安全管理は,現場作業員や管理技術者の技能や勘に頼ることが多かったが,コンピュータを用いた支援システムで行なうことで,数値的・視覚的に把握できるようになり,信頼度の高い安全管理を実現した。
位置図
アクセス情報
お車
- 中国縦貫自動車道戸河内ICより,約14km,約25分