1-4.黒瀬川水系河川環境の整備と保全に関する事項
印刷用ページを表示する掲載日2024年7月29日
河川環境の整備と保全に関しては,貴重な魚類であるスナヤツメ,メダカなど動植物の生息・生育環境の保全に努めるほか,河川環境に関する現状と課題について地域住民に広報し,河川に興味を持ち住民が河川に親しみを感じるような川づくりを進めることや,河川愛護の啓発・促進を図る。また,二級峡など黒瀬川が有する良好な景勝地などについては,その美しい景観資源を活かし,多くの人々が訪れるような魅力のある空間の形成を図るほか,河川改修を行う際には,河川毎,地域毎の特性に配慮した河川環境の整備を図る。特に,動植物の生息・生育場となっている河床部の澪筋や瀬,淵等の復元を図るとともに,上下流の連続性を確保するなど,河道及び周辺の自然環境に十分配慮する。さらに,流域内のため池は魚類・鳥類等の生息場や周辺住民の貴重な水辺空間となっているとともに,渇水時流況や治水・利水機能の向上についても寄与していることから,関係機関等と連携してその活用と安全について検討する。