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浄土寺

設計
大工:藤原友国、藤原国定
施工
本堂:1327年、多宝塔:1329年
住所
尾道市東久保町20-28(Google Map

浄土寺は聖徳太子の開基と伝えられ、備後地域でも特に歴史のある寺院です。現在残る本堂などは鎌倉時代の再建であり、尾道が当時から大きな経済力を持っていたことがうかがえます。
本堂は密教本堂の形式に則り、福山の明王院とならぶ折衷様建築の代表的事例として知られ、国宝に指定されています。また、本堂の東隣に立つ阿弥陀堂は南北朝時代の1345年の再建と伝えられており、優れた和様建築と評価されています。
現在の堂塔の内、中世の建物は、尾道の豪商、道蓮,道性夫妻の寄進であり、多宝塔は日本三名塔(石山寺と高野山金剛三昧院)の一つになっています。
[本堂:国宝]

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