#074
松阪家住宅
- 設計
- 不詳
- 施工
- 江戸時代末期(文政~天保)、1879年(明治12年)改築
- 住所
- 竹原市本町3-9-22(Google Map)
歴史的な町並みで知られる竹原に建つ代表的な商家で、現在は一般公開されています。松阪家は屋号を沢田屋と称し、薪・石炭の問屋業を中心に多角的な経営をしていました。
道路側に入母屋、平入り、間口七間の主屋、裏側に平行にもう1棟、そして両者を連結する角屋(つのや)が建ち、合計3棟が現存しています。外観上の特徴は、主屋の波打つような「反り(てり)・起り(むくり)」を持つ本瓦葺きの屋根、菱格子の虫籠窓(むしこまど)、さらに1階の装飾性の高い出格子など。竹原の中でも目を引く、華のある町家建築です。
また、松阪邸の庭から望む竹原のシンボル「普明閣」には格別の趣があります。