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(1)地域環境保全計画の推進 |
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開発事業の集中やその他の事情により環境への負荷が著しくなるおそれがあると認められる地域については,長期的な展望にたって地域環境の望ましいあり方を明確にする「地域環境保全計画」を策定し,各種の施策を総合的に推進します。 |
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平成16年度に講じた施策・平成17年度に講じる施策 |
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ア |
広島空港臨空タウン環境保全計画の推進[環境調整室] |
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広島空港臨空タウン圏域において,「広島空港臨空タウン環境保全計画」の推進方策に基づき,環境配慮のための各種施策を総合的に推進します。 |
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[平成16年度事業実績] |
臨空タウン圏域において,地方公共団体等が行う一定規模以上の開発予定事業(10事業)について,環境配慮の徹底を図りました。 |
[平成17年度事業内容] |
引き続き,臨空タウン圏域における対象事業について,環境配慮の徹底を行います。 |
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(2)公害防止計画の推進 |
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「公害防止計画」を策定している備後地域及び広島・呉地域において,環境基準を達成・維持するため,発生源の規制,監視体制の整備,未然防止対策の徹底,公共下水道等の整備など,各種の公害防止対策を総合的に推進します。 |
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平成16年度に講じた施策・平成17年度に講じる施策 |
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ア |
公害防止計画策定地域の実施状況調査及び計画策定[環境政策室] |
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公害防止計画の推進を図るため,同計画の実施状況等について調査を実施するとともに,計画が終了する広島・呉地域公害防止計画については新たに計画を策定します。 |
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[平成16年度事業実績] |
関係自治体や工場・事業場に対し,公害対策事業の実績や見込,公害防止設備投資実績等について調査を行い,広島・呉地域計画については計画最終年度となったため,実施状況等調査報告書としてまとめました。 |
[平成17年度事業内容] |
引き続き,計画の実施状況等を把握するとともに,広島・呉地域公害防止計画については平成16年度に計画終了となったため新たに計画を策定します。 |
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(3)環境保全協定の締結及び遵守監視 |
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環境保全関係法令による措置を補完し,地域の実情に即した効果的な生活環境保全対策を実施する観点から大規模な事業者等と締結している環境保全協定等の実施状況等の監視を行います。 |
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平成16年度に講じた施策・平成17年度に講じる施策 |
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ア |
環境保全協定の締結及び遵守監視[環境対策室] |
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県は県内主要企業14社と環境保全協定等を締結しており,その遵守状況の確認等を行います。 |
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[平成16年度事業実績] |
協定内容の確認調査,設備の新増設・変更時の事前指導,排出状況の常時監視,緊急時の対応要請などを行いました。 |
[平成17年度事業内容] |
引き続き,協定工場における協定の遵守状況の確認等を実施します。 |
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(4)公害紛争処理 |
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○ |
公害苦情事案について,市町等と連携し調査・指導を行い,その迅速かつ適正な解決を図ります。 |
○ |
「公害紛争処理法」に基づき,広島県公害審査会が行うあっせん,調停及び仲裁により公害紛争の迅速かつ適正な解決を図ることにより,公害に係る紛争の迅速な処理や健康被害の防止に努めます。 |
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平成16年度に講じた施策・平成17年度に講じる施策 |
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ア |
公害苦情相談[環境対策室] |
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県及び市町では,公害紛争処理法に基づく公害苦情処理事務担当職員(236人:うち公害苦情相談員122人)を設置しています。公害苦情事案について,市町等と連携し調査・指導を行い,その迅速かつ適正な解決を図ります。 |
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[平成16年度事業実績] |
市町村と連携を図りながら,県内の公害苦情事案処理を行いました。 |
[平成17年度事業内容] |
引き続き,公害苦情事案への迅速かつ適切な処理に努めます。 |
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図表 2-2-38 公害苦情事案の処理状況 |
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区分 |
14年度 |
15年度 |
16年度 |
総数 |
解決
件数 |
解決率
(%) |
総数 |
解決
件数 |
解決率
(%) |
総数 |
解決
件数 |
解決率
(%) |
取扱件数 |
1,565 |
1,436 |
91.8 |
1,571 |
1,426 |
90.8 |
1,537 |
1,379 |
89.7 |
公害の種類 |
大気汚染 |
512 |
489 |
95.5 |
476 |
454 |
95.4 |
452 |
429 |
94.9 |
水質汚濁 |
323 |
304 |
94.1 |
330 |
307 |
93.0 |
336 |
307 |
91.4 |
騒音 |
248 |
233 |
94.0 |
212 |
193 |
91.0 |
246 |
234 |
95.1 |
振動 |
22 |
21 |
95.5 |
19 |
15 |
78.9 |
27 |
26 |
96.3 |
悪臭 |
205 |
178 |
86.8 |
255 |
219 |
85.9 |
207 |
169 |
81.6 |
土壌汚染 |
8 |
7 |
87.5 |
7 |
6 |
85.7 |
7 |
3 |
42.9 |
地盤沈下 |
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1 |
1 |
100.0 |
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|
その他 |
247 |
204 |
82.6 |
271 |
231 |
85.2 |
262 |
211 |
80.5 |
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資料:県環境対策室 |
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(詳細は,資料編「その他1・2」参照) |
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イ |
広島県公害審査会の設置[環境政策室] |
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公害に係る紛争について,迅速かつ適正な解決を図るため,公害紛争処理法及び公害紛争の処理に関する条例に基づき,広島県公害審査会において,あっせん,調停及び仲裁を行います。 |
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[平成16年度事業実績] |
事案はありませんでした。 |
[平成17年度事業内容] |
公害紛争の迅速かつ適正な解決を図ります。 |
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(5)環境の監視等 |
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○ |
大気,水質,騒音等の環境の監視・測定体制を充実させるため,測定機器の計画的な整備,関係機関への指導・支援等を推進するとともに,国,近隣地方公共団体との連携を図りながら,効果的かつ効率的な監視・測定を実施します。 |
○ |
監視・測定の内容等に応じて,住民,市町,民間団体等の参加を促進するとともに,各主体実施による測定結果等が相互に活用されるように努めます。 |
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平成16年度に講じた施策・平成17年度に講じる施策 |
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ア |
環境情報システムの運用[環境対策室] |
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大気汚染・水質汚濁に関する監視システムの整備・運用を通じ,大気汚染や水質汚濁の未然防止を図るとともに,大気・水質等に関する情報管理システムにより県内の環境の状況を把握します。また,電子県庁の推進にあわせて情報加工提供機能を強化し,市町,県民に迅速,明快な環境情報を発信するシステムの検討を行います。 |
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[平成16年度事業実績] |
監視システム及び情報管理システムにより,環境データの収集,処理及び加工等を行い,県内の環境の状況の把握に努めました。また,ホームページ「ecoひろしま(http://www.pref.hiroshima.lg.jp/eco/)」の運営により環境情報を県民等に提案しました。 |
[平成17年度事業内容] |
引き続き,監視システム及び情報管理システムにより,環境データの収集,処理及び加工を行い,県内の環境の状況の把握に努めます。また,ホームページの充実により環境情報を県民等に提供します。 |
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(6)調査研究等の充実 |
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環境問題の複雑化・多様化に対応するため,保健環境センター等の県立試験研究機関における試験研究や技術支援などの充実に努めるとともに,関係機関が連携して環境に関する試験研究に取り組みます。 |
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平成16年度に講じた施策・平成17年度に講じる施策 |
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|
ア |
総合的研究開発推進体制の整備[研究開発推進室] |
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効率的かつ高度な試験研究体制の整備等を図ります。 |
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[平成16年度事業実績] |
平成16年度に,県立試験研究機関の研究開発を推進するため,研究推進室を設置しました。また,16年2月に策定した「県立試験研究機関中期業務計画」に基づき,環境分野等の重点的な試験研究を推進しました。 |
[平成17年度事業内容] |
引き続き,環境分野等の重点的な試験研究を推進します。また,研究開発機能の一層の強化を図るため,県立試験研究機関の総合見直しを行います。 |
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