文化財は,我が国の歴史,文化等の正しい理解のため欠くことができない,将来の文化の向上発展の基礎をなす貴重な国民の財産です。
しかし,近年,文化財の保存を廻る環境は厳しさを増し,本県の区域において土砂災害その他自然災害による毀損,盗難その他の人為的原因による滅失等が生じ,これら事案に対する発生防止策や発生後の対策の検討が求められています。また,文化財の活用についても,人口減少,少子高齢化,過疎化等による担い手減少によって文化財の公開を停止した例が生じたほか,地域資源としての利用公開と保存の両立,文化財をとりまく自然環境,景観,伝統行事などと文化財の一体的保存による地域資源としての価値向上,活用の担い手の確保,ICT(情報通信技術)の発達に対応した新たな活用方策の模索及び学校その他教育現場における利用の促進等,新たな要望と課題が顕在化し,その対応を迫られています。
そこで,本県は,上記の状況に対応するため,文化庁の指針に沿って,本県域における文化財の基本的かつ総合的な保存・活用の方向性や施策の基盤として,広島県文化財保存活用大綱を定めることとしました。
県民,関係団体など多様な関係者が文化財及び周囲の自然環境・景観・伝統行事などの一体的な保存・活用に取り組むことを通して,県民一人ひとりが地域に誇りと愛着を持ち,内外から魅力ある地域として選ばれています。
基本方針1
文化財の確実な保存,伝承を図る
基本方針2
文化財の価値の情報発信,活用を図る
基本方針3
市町や地域社会と連携した総合的,広域的な保存・活用の取組を推進する
取組方針1
文化財所有者等への支援の充実を図る
取組方針2
文化財の調査と把握に努め,指定その他の保護措置を図る
取組方針3
文化財の新たな活用策を積極的に推進する
取組方針4
情報発信と普及啓発の充実を図る
取組方針5
広域的な取組を積極的に推進する
取組方針6
市町に対する支援を積極的に推進する
取組方針7
県民を対象とする人材育成と資質向上の取組を推進する
取組方針8
防災,災害発生時の対応の充実を図る
広島県文化財保存活用大綱の概要 (PDFファイル)(195KB)
広島県文化財保存活用大綱 (PDFファイル)(4.72MB)
本大綱の策定は令和元年度文化芸術振興費補助金(地域文化財総合活用推進事業)の交付を受けた上で,令和元年度及び令和2年度に実施しました。